【スワンS】マルカフェニックスが得意の1400mで重賞2勝目!

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10年10月30日(土)、5回京都7日目11Rで第53回 毎日放送賞スワンS(GⅡ)(芝1400m)が行なわれ、福永 祐一騎手騎乗の3番人気・マルカフェニックスが優勝。勝ちタイムは1:21.0(良)。

2着には1.1/2馬身差で9番人気・ショウナンアルバ(牡5、美浦・二ノ宮厩舎)、3着には10番人気・ジョーカプチーノ(牡4、栗東・中竹厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたエーシンフォワードは8着に敗れた。

レースは、1年5ヶ月振りのジョーカプチーノがハナ。続いて、アーリーロブスト、ヘッドライナーらが続いたが、マルカフェニックスは好位4~5番手を追走。直線に入ると、マルカフェニックスが難なく外から末脚を伸ばし、アッサリとジョーカプチーノをとらえ、そのまま差し切り勝ち。
ショウナンアルバは後方待機から、マクリを決めて2着に浮上。ジョーカプチーノは、直線でアーリーロブストに競りかけられながらも、3着に粘り込んだ。エーシンフォワードは、いつもよりやや後方・中団でレースを進めたが、直線で弾けることなく敗れた。

勝ったマルカフェニックスは、同馬は07年2月の3歳新馬戦でデビューすると、3歳秋には4連勝でオープン入り。翌年の夏の北九州記念で2着に入ると、同年の阪神C(JpnⅡ)を制して重賞初制覇。その後も、昨年の本レースで3着など、芝1400mの重賞で好成績を残している。
同馬は近親に07年の青葉賞(GⅡ)を制したヒラボクロイヤルがいる血統。馬主は河長産業 株式会社、生産者は浦河の日の出牧場。馬名の意味由来は「冠名+不死鳥」。

騎乗していた福永祐一騎手は、本レースは初勝利で、JRA重賞は通算75勝目。また、今月はシリウスS、毎日王冠、デイリー杯2歳Sに続いて4勝目。管理する松永昌博調教師は、JRA重賞通算4勝目。ダンスインザダーク産駒は、JRA重賞通算38勝目。

なお、同馬を管理する松永昌博調教師は、この勝利で現役168人目となるJRA通算100勝を達成した。
松永昌博調教師は、騎手として、通算5846戦544勝(うち重賞25勝)の好成績を残し、05年に調教師免許を取得。06年に厩舎を開業し、開業5年目での記録達成となった。

【松永昌博調教師のコメント】
「馬主さんや生産牧場のおかげで、100勝を達成できました。また、頼りない私を厩舎のスタッフが支えてくれたおかげでもあります。騎手時代にもこのレース(1989年バンブーメモリー)を勝たせてもらい、調教師になっても勝つことが出来て大変うれしく思います」

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マルカフェニックス
(牡6、栗東・松永昌厩舎)
父:ダンスインザダーク
母:ミスカースティー
母父:Miswaki
近親:ヒラボクロイヤル
通算成績:31戦5勝
その他の重賞勝利:08年阪神カップ(G2)



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