10番人気・イケマドンナが逃げ切り勝ち/東京新馬

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10年11月7日(日)、5回東京2日目4Rでサラ系2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、小野寺 祐太騎手騎乗の10番人気・イケマドンナが、スタートから、先手を主張すると、道中は終始リードを保ちハナをキープ。ラスト2F付近で、後続が接近してきたが、差し返すように、勢いを盛り返しそのまま逃げ切り勝ちをみせた。勝ちタイムは1:37.8(良)。

2着には1.1/4馬身差で2番人気・トーセンパピヨン(牝2、美浦・鈴木康厩舎)、3着には4番人気・マックスロンシャン(牝2、美浦・伊藤大厩舎)が続いて入線した。、1番人気に支持されたウインルキアは6着に敗れた。

勝ったイケマドンナの馬主は池田 豊治氏、生産者は新ひだかのマークリ牧場。馬名の意味由来は「冠名+マドンナ」。

管理する伊藤伸一調教師の管理馬では、08年産の2歳世代の勝ち上がりは3頭目、スキャターザゴールド産駒は初めての事。

1着 イケマドンナ(小野寺騎手)
「直前の追い切りに跨り、スピードがあることはわかっていました。それに、調教では並ばれても渋太い。実戦でもそんな長所を発揮させることができました。ゲートが速いうえ、かかりそうな感じもない。他馬が来たら、また伸びましたしね。距離はもっとあってもいいでしょう」

(伊藤伸一調教師)
「人気がなかったとはいえ、ずっと前から素質を見込んでいた馬です。ダート向きの重そうな血統(父スキャターザゴールド)ですが、牧場時代から手先が軽いと評判。入厩後も順調そのものでしたし、ゲートの速さやスピードに見るべきものがありました。オーナーの希望で3キロ減を起用し、積極的な競馬をさせたのも想定どおり。流れに恵まれたかもしれません。でも、強い馬でなければこなせない東京のマイルを勝てたことは評価していいでしょう。次走は未定ですが、今後も楽しみですよ」

2着 トーセンパピヨン(松岡騎手)
「ものはいいですよ。これから変わる。仕上がったら、すごいかも」

4着 マイネオーチャード(中谷騎手)
「最後は脚色が一緒になりましたが、一時はまとめて交せそうな勢い。いい決め手がありますよ。ゲートを出なかった以外は、文句なしの内容です。折り合いが付き、乗りやすい」

5着 ディアエスペランサ(内田博騎手)
「これからの馬。まだ緩いよ。でも、じわじわ伸びたあたりは素質の証明。将来性はかなりある」

6着 ウインルキア(三浦騎手)
「体が小さいし、攻められない弱みがある現状。そんななかでも、素質の高さが伝わってきた。スタミナだってあるし、きっと走ってくる」

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イケマドンナ
(牝2、美浦・伊藤伸厩舎)
父:スキャターザゴールド
母:イケソシアル
母父:メジロライアン


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