トピックスTopics
-ファンタジーS-平林雅芳の目
2010/11/9(火)
土曜京都11R
ファンタジーS(GⅢ)
芝外1400m
勝ちタイム1.22.3
勝ち馬:マルモセーラ(牝2 栗東・木原厩舎)
※神様からのご褒美、田中健Jの初重賞制覇だ!!
浅見厩舎所属であるが川村、木原厩舎をも手伝う田中健J。特に木原厩舎のナリタクリスタルは、彼が追い切りをいつもつけている馬。この馬を一番知っているのは田中健Jであるといっても過言でない。そんな地道にコツコツとやってくれている彼を、神様が見逃す訳がない。重賞5戦目の騎乗での初勝利。木原師も嬉しそうであった。しかし、4コーナーで内回りの方へマルモセーラが行きそうになる内容のビデオを見てしまうと、まだまだと言った感じ。それも良く知っているはずの田中健J。これからもコツコツ行きましょう…。
スタートはサクラベルが速かった。その後からどれが行くのかと伺っていると、マルモセーラが馬の間から出てきて先頭に出だす。外からハピシン、ケイティーズジェム、内からツルマルワンピースと続く。
武豊Jのホエールキャプチャは、あまり出も良くなかったのか行く気もないのか、いちばん後ろへとなる。
1ハロンぐらいまで、先頭はマルモセーラ、サクラベルとの2頭が並んでの先行となる。しばらくそのままだったが、2ハロンめあたりで内のマルモセーラの方が引き気味となっていく。ここらで3番手、外ルリニガナでハピシンと並んでいたが、マルモセーラと入れ替わる。
直後が、ツルマルワンピースがいて外にホーマンフリップ、ケイティーズジェムもいる。
坂の下りの中間地点では、完全に2番手にルリニガナが上がっている。流れは淡々と進み、やや平均ペースで推移している。先頭からいちばん後ろのホエールキャプチャまでが、そんなに差がない各馬が詰まった状態で、4コーナーへと入ってきた。
先頭サクラベル、その真後ろがマルモセーラ、さらに後ろがツルマルワンピースと、内ラチ沿いの縦一列だ。最後方のホエールキャプチャも直ぐ傍にいるぐらいに見える。ケイティーズジェムは5番手の馬群の中にいる。
カーヴを回る時に、一番外を、マイネイサベルとその外のエクメーネがやや回りづらそうな感じで膨れ気味だ。後はほとんどがそんなに差がない状態で、直線へと入ってくる。
外回りコースから内回りコースの4コーナーの間が、かなりな空間となっている。先頭のサクラベルがいちばん内へと入って来たが、その内を狙ったマルモセーラが、田中健Jの左ステッキに反応して、さらに内へと行きかける。ちょうど、内回りの4コーナーのカーヴあたりだ。
サクラベルと後続が少し離されていた瞬間でもあり、かなり隙間があった。
内ラチ沿いから外へ立て直したマルモセーラ。後ろのツルマルワンピースとの差があったから助かった感じで、サクラベルの外へ出す事が出来た。
ツルマルワンピースの外からハピシンが伸びる。直後のケイティーズジェムは伸びが左程ない。むしろその外のホーマンフリップが弾けている。サクラベルを抜いて先頭にマルモセーラが出た。ハピシン、外からホーマンフリップが接近と思ったゴール前で、ホエールキャプチャがグーンと加速して上がってきていた。
ゴール前では3頭が鼻面を合わせるかの様に並んでいたが、僅かに内のマルモセーラが残っていた。ホーマンフリップが外から2着。ホエールキャプチャが惜しくも3着であった。
直線2ハロンが12.1~12.2とかかっている流れ。前半がやや速い流れとなっている。1000メートル通過が58.0と平均に流れていた。だからマルモセーラが下げたのは正解だった。そこで脚が貯まったのが、直線での伸びと粘りに通じたものだろう。
勝ち時計もこのクラスとしては遅く、1.22.3は、翌日の2歳未勝利戦のほうがが内回りとはいえ速かった程。ややドングリの背比べ的なレースだったのは否めないが、そこを勝ち上がる事に意義がある。
若い田中健Jの勝利であったが、パトロービデオを見ているところへ来て、4コーナーのところ反省していたから大丈夫だろう。
これからも、今までどおりコツコツと頑張ってやっていくはずです。まずは、『おめでとう』であった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2026/3/23(月) 【3歳馬情報】G1・2勝馬アスコリピチェーノを近親に持つ、一変の余地を秘めた期待馬
- 2026/3/22(日) 【高松宮記念】出走馬格付けバトル!華々しい引退か、新たな主役の誕生か
- 2026/3/22(日) 【阪神大賞典】レジェンドたる所以ここにあり!アドマイヤテラがレコードV!
- 2026/3/22(日) 【愛知杯】姉から受け継ぐ運命の糸!アイサンサンが重賞初制覇!
- 2026/3/22(日) 【愛知杯】データ度外視の狙い撃ち!「左回りの鬼」×「名手」が導く特注馬
- 2026/3/21(土) 【阪神大賞典】春の楯へ直結する一戦!データが示す“鉄板の軸”
- 2026/3/21(土) 【愛知杯】白紙の歴史に眠る金脈!同舞台のデータが暴く逆襲のサイン
- 2026/3/21(土) 【フラワーC】3度目の正直!スマートプリエールが惜敗にピリオドを打つ重賞初制覇!








