≪ジャパンカップ≫武豊騎手「次は1位入線できるように…」

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単勝1.9倍。日本の牝馬ブエナビスタの1強ムードで行われた第30回ジャパンカップは、そのブエナビスタが直線で豪快に突き抜け、GⅠ6勝目を手中に収めたかに思われたが、2位入線ローズキングダムの走行を妨害したとして2着降着。繰り上がりでローズキングダムが勝者となった。

同馬の手綱を取った武豊騎手は、「これが3回目の騎乗。いままでで一番落ち着いていて、ゲートインする前は元気がないんじゃないかと心配したくらいだった。どの馬がどんな戦法でくるのかわからないのがジャパンCだけど、希望だった内目の枠からスムーズに1コーナーに入れたからね。道中は手応えが良すぎてなだめる感じ。いいかたちで直線に向き、手応えは絶好。やれると思ったよ。

ところが、2、3度、内外から不利を受け、かわいそうなレースになった。でも、結果的に勝てたのだから、素直に喜びたい。まだ3歳なのに、どんな距離でも、どんな展開でも走るすごい馬。すばらしいパートナーに巡り会え、感謝している。次は1位入線できるよう、がんばりたい」と、不利を受けながらもゴール前でヴィクトワールピサを捕まえて2位入線したパートナーを褒め称え、有馬記念でのGⅠ連勝に意欲を見せた。

管理する橋口弘次郎調教師は複雑な表情を見せながらも、「輸送でもっと減るかと思ったのに、マイナス2キロ。下見でもずいぶんたくましくなったと感心していたんだよ。菊花賞は位置取りの差に泣いた。ジョッキーにあれこれ指示はしないが、気持ちは通じていたと思う。

この馬は、ゴール前100mくらいでぐんと伸びる。あれだけぶつけられれば、普通は怯んで4、5着だろうが、きょうも根性を発揮してくれたね。2位入線だったとはいえ、このメンバーを相手にしてのことだから、ほめてあげたいよ。胸を張って有馬記念に向かいたい」と話した。

ファンにとっても少々後味の悪い結果になってしまったが、順調なら、暮れの大一番・12/26有馬記念で再び相見えることになる2頭。次走はスッキリとした形での決着が望まれる。