トレセンレポート【JCダート】アリゼオ(橋本助手)

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毎日王冠、スプリングステークスと芝レース重賞2勝をあげているアリゼオ(牡3、美浦・堀厩舎)が、日曜阪神11レース・ジャパンカップダート(GⅠ)で初のダートレースに挑戦する。
「天皇賞が終わったあとにマイルチャンピオンシップに登録もしましたけど、かかる面もありますが1600では付いていけないかな、と思う部分もありましたので、矛先を変えてダートに挑戦することになりました。ジャパンカップダートと浦和記念を選択肢に選びましたけど、浦和記念はコースも特殊で、小回りで強い先行力が必要ですし、スマートファルコンという強い馬もいましたので、ジャパンカップダートに挑戦することになりました」と、橋本助手は出走までの経緯を語る。

「天皇賞後、レースが定まらない部分はありましたけど、馬自身は調子が良くコンスタントに時計を出して、順調に来れました。今日の最終追い切りの指示は、5ハロンから3ハロンまで15-15で、3ハロンからペースを上げて、直線は馬なりというものでした。若い頃は併せ馬をしてしまうと、馬体を併せた時点で半馬身から1馬身ぐらい前に出る感じでしたけど、今はそういう気性の激しさがおさまって併せ馬をしっかり消化出来るようになってきました」と、橋本助手が語るように経過は順調だ。

「血統面からしても馬格からしてもダートはこなせるのではないかと思います。初めてのダートでいきなりG1はネックですが、この馬自身、何度もG1を経験していますので、ここでも見劣りはしないと思っています」と、初のダートレース挑戦にも自信を見せる。

「叩き3戦目ですし、寒くなって馬の雰囲気も良くなってきました。初ダートになりますけど、一生懸命走ってくれると思いますので応援よろしくお願いします」。
芝だけでなく、ダートでも結果を残せるか。アリゼオの走りに注目したい。