日本競馬史上初となる白毛馬による重賞制覇を達成したアイドルホース・ユキチャンが、放牧先のノーザンファームで脚元の状態が良化しないため、現役を引退。繁殖入りする事になった。

ユキチャンは07年7月の2歳新馬戦でデビューすると、翌年の関東オークス(JpnⅡ)で白毛馬史上初となる重賞制覇を達成。その後もダート戦線を中心に活躍をみせたが、ダートグレード競走など、適条件に出走し易い事を理由に、09年9月に川崎競馬の山崎尋美厩舎に転厩。移籍後も交流競走のクイーン賞・TCK女王盃と連勝するなど、通算5勝のうち、重賞3勝の実績を残した。

馬主は金子真人ホールディングス、生産者は早来のノーザンファーム。馬名の意味由来は｢愛称。白毛のお嬢さん｣。収得賞金は1億2,628万円。

ユキチャン
(牝5、川崎・山崎尋厩舎)
父：クロフネ
母：シラユキヒメ
母父：サンデーサイレンス
通算成績：17戦5勝(うち地方10戦3勝)
重賞勝利：
10年TCK女王盃(G3)
09年クイーン賞(G3)
08年関東オークス(G2)