大井の名馬・コンサートボーイが里帰り

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97年の帝王賞など重賞6勝を挙げた大井競馬の名馬・コンサートボーイが、10年12月31日、大井競馬場に来場。
この日は、最終レースを終了後にパドックを周回。現在は種牡馬も引退し、余生を過ごしているが、現役最後のレースとなった00年1月以来、ファンの前に元気な姿を披露した。

【コンサートボーイ】
1992年4月29日生まれ。父カコイーシーズ・母コンサートダイナという血統。
2歳時にホッカイドウ競馬でデビューすると、川崎競馬を経て大井の栗田繁厩舎所属に。
3歳時は、羽田盃、東京ダービー、東京王冠賞のクラシック戦線を全て2着で終える。その後1997年、統一GⅠとして初めて実施された第20回帝王賞で、アブクマポーロらを抑え見事優勝。
地元大井所属馬としての意地を見せ付けた。鞍上の的場文男騎手は、今もこのレースを自身のベストレースのひとつに挙げている。
その後8歳まで現役を続け、生涯成績は39戦11勝(2着9回)。引退後は種牡馬入りし、現在は北海道の牧場で余生を送っている。
主な勝鞍:帝王賞、東京記念、マイルグランプリ(2回)、金盃、報知グランプリカップ