【報知オールスターC】南関東新年最初の重賞はボランタスが快勝!

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10年1月3日(月)に川崎競馬場で行われた南関東重賞・第47回報知オールスターC(SⅢ)(4歳上、1着賞金:1500万円、ダート2100m)は、山崎誠士騎手騎乗の3番人気・ボランタス(牡7、川崎・山崎尋厩舎)が快勝。勝ちタイムは2:15.4(良)。

2着には4馬身差で、御神本訓史騎手騎乗の1番人気・ブルーラッド(牡5、川崎・足立勝厩舎)、3着には今野忠成騎手騎乗の8番人気・タンゴノセック(牡7、川崎・池田孝厩舎)がそれぞれ入っている。
なお、2番人気に推されたマグニフィカ(牡4、船橋・川島正厩舎)は、最終コーナー付近で失速、11着に敗れた。また、ボランタスには川崎記念の優先出走権が与えられている。

勝ったボランタスは、JRAの角居勝彦厩舎に所属。JRA時代も通算5勝をマーク、ダート重賞の東海Sなどで3着など、高い実績を残していたが、昨春に川崎の山崎厩舎に移籍。転厩して3戦目にはゴールドC(SⅢ)を制して重賞タイトルを獲得していたが、今回が重賞2勝目。
同馬は半兄に京王杯SCで2着などのインセンティブガイがいる血統で、馬主は斉藤四方司氏、生産者は千歳の社台ファーム。

ボランタス(山崎誠士騎手のコメント)
「一年の出だしから、いいスタートがきれて素直に嬉しかったです。前回から凄く(デキが)いいなと思っていて、今回も状態を維持していたので、雰囲気は良かったですね。馬のリズムに合わせて、そのあたりから(2週目の向こう正面)スパートをかけようかと思っていましたが、ちゃんと反応してくれました。
(直線では)ここまで来たら、誰も来ないだろうなと思いました。馬の力を信じて乗ることが出来ました。厩舎に来たばかりの時は「反応が悪いな」という印象でしたが、本当に馬が良くなってきていますね。次は川崎記念かもしれませんが、頑張ってゆきたいです。
2011年も始まったばかりですが、川崎競馬・地方競馬を盛り上げてゆきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします」

(山崎尋美調教師のコメント)
「本来だったら東京大賞典につかうところを、オーナーにもお願いして、このレースにつかったので、勝ててホッとしています。前走あたりから、馬がシャキッとしてきて、うちに来てからも状態は良かったので自信は持っていました。
この前の浦和記念の時に前半掛かり気味になっていて、これまでとはみせた事のない面をみせていたので、(ジョッキーには)その面は注意してくれと伝えました。また、交流重賞ではなく、地方馬だけでの2100Mで、極端に流れが遅くなることもあるので、内には入らないようにと指示していました。
いい脚を長く使えますし、どんな展開にも対応できるので、少々強い相手でも戦えるのではないかと思っています。川崎記念を使うつもりで、このレースに出させてもらったので、次もキッチリ仕上げてゆきたいと思います。2011年、今年も山崎厩舎は頑張ってゆきます。ボランタスもまだまだ強くなってゆくと思いますので、応援よろしくお願いいたします」

ボランタス
(牡7、川崎・山崎尋厩舎)
父:ティンバーカントリー
母:ブライダルスイート
母父:サンデーサイレンス
成績:24戦7勝(JRA通算17戦5勝)


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