【名古屋大賞典】エスポワールシチーがレコード勝ちで復活V

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3月21日(祝・月)、名古屋競馬場で行われた交流重賞・第34回 名古屋大賞典(JpnIII)(4歳上、別定、1着賞金:2100万円、ダート1900m)は、単勝1.1倍の圧倒的1番人気に推された佐藤哲三騎手騎乗のエスポワールシチー(牡6、栗東・安達厩舎)が、昨年5月以来の重賞制覇。勝ちタイムの1:58:4(不良)はコースレコードとなった。

2着には2馬身差で、2番人気のワンダーアキュート(牡5、栗東・佐藤正厩舎)、3着には3番人気のクリールパッション(牡6、美浦・相沢厩舎)がそれぞれ入っている。 地方馬最先着は勝ち馬から3.6秒差で地元・名古屋のヒシウォーシイが4着。

勝ったエスポワールシチーは08年3月にデビュー。当初は芝のレースを中心に使っていたが、同年の夏の小倉開催からダート戦線に転向。ダートに替わってからは、破竹の快進撃をみせ、GⅠ初挑戦となった09年のフェブラリーSでも4着に健闘。その次走の、マーチSで重賞初勝利を収めると、かしわ記念、マイルCS南部杯と交流JpnⅠを瞬く間に連勝。
そして、09年のJCダート、10年のフェブラリーSも制し、昨秋には10着に敗れたものの、アメリカのブリーダーズカップに挑戦した。なお、今後は、かしわ記念の出走が予定されている。

同馬は近親に89年のクリスタルCを制したリンカーンシチーがいる血統。馬主は株式会社 友駿ホースクラブ、生産者は門別の幾千世牧場。馬名の意味由来は「冠名+希望(仏)」。

【佐藤哲三騎手のコメント】
「アメリカに行った影響でどうなるかと思いましたが、光がみえてきたと思います。レース前は全く自信がなくて、馬に頑張って貰わないといけないなと思っていたレースでした。 昨日も小倉で後藤君(浩輝騎手)とレース後に(震災の)募金活動させて頂きましたが、沢山の人にご協力を頂いて、僕も感動しました。 これから、もう一度、チャンピオンになる為に、僕もないアタマを振り絞って、エスポワールシチーがよくなるように頑張って行こうと思います」

エスポワールシチー
(牡6、栗東・安達厩舎)
父:ゴールドアリュール
母:エミネントシチー
母父:ブライアンズタイム
通算成績:22戦12勝
その他の重賞勝利:
10年フェブラリーS(G1)
09年ジャパンカップダート(G1)
09~10年かしわ記念(G1)
09年MCS南部杯(G1)
09年マーチステークス(G3)

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