【桜花賞】ディープインパクト産駒・マルセリーナが桜の女王に!

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11年4月10日(日)、2回阪神6日目11Rで第71回 桜花賞(GⅠ)(芝1600m)が行なわれ、安藤 勝己騎手騎乗の2番人気・マルセリーナが優勝。勝ちタイムは1:33.9(良)。

2着には3/4馬身差で1番人気・ホエールキャプチャ(牝3、美浦・田中清厩舎)、3着には4番人気・トレンドハンター(牝3、栗東・松田博厩舎)が続いて入線した。
桜花賞の大本命と目されていたレーヴディソールを故障で欠いた松田博資厩舎は、出走させたマルセリーナ、トレンドハンターの2頭が1・3着を占める結果となった。

レースはフォーエバーマークが勢いよくダッシュ。外枠の各馬はやや行き脚がつかない馬が多くみられたが、向こう正面ではマルセリーナ、ホエールキャプチャらは後方を追走。 3コーナー過ぎでは外回りコースのレースとしては、馬群が密集すると、フォーエバーマークが直線、一旦はリード。
しかし、馬場の内目から勢いよく脚を伸ばしたマルセリーナが突き抜けると、外からホエールキャプチャ、トレンドハンターらも詰め寄ったが、見事、クラシック第一冠を制した。 1番人気のホエールキャプチャはこれまでとは異なり後方追走で、ラストも馬場の大外を通らされる競馬となり、外枠も堪えた格好となった。

勝ったマルセリーナは昨年12月にデビュー勝ちすると、続く、シンザン記念でレッドデイヴィス(シンザン記念、毎日杯連勝)、オルフェーヴル(後にスプリングS勝ち)に続く3着に健闘。キャリア3戦目のエルフィンSで2勝目を挙げていた。
同馬は母がフランスのG1勝ち馬のマルバイユという血統。馬主は有限会社 社台レースホース、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「女性名」。

騎乗していた安藤勝己騎手は、09年以来、桜花賞は4勝目でJRA重賞は通算74勝目。管理する松田博資調教師も、09年以来の勝ち星で桜花賞は3勝目でJRA重賞は通算57勝目。ディープインパクト産駒のクラシック制覇は初めてのこと。

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マルセリーナ
(牝3、栗東・松田博厩舎)
父:ディープインパクト
母:マルバイユ
母父:Marju
通算成績:4戦3勝

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