いよいよ残り一開催となった今年の中央競馬。
今週は阪神競馬場で2歳GⅠ決定戦、阪神ジュベナイルフィリーズ(芝1600m)が行われるが、競馬通なら、もう一つのビッグイベントにワクワク、ドキドキ…のはず。

今週土日に阪神競馬場で行われるワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)では、今年も海外からやってくる注目騎手と、日本のトップジョッキーの意地とプライドを賭けたレースが行われる。

そんな今回の出場騎手で、最も注目を集めるであろう存在が、北アメリカ代表のJ.ルパルー騎手。
現在24歳の彼、昨年デビュー2年目にして何と403勝を挙げ、北米年間最多勝を記録した｢ワンダーボーイ｣なのである。
今年はブリーダーズカップジュベナイル・ターフを人気薄のナウナウナウで制するなど、大舞台での活躍が目立った同騎手。
その溢れる才能を日本で見せ付けることができるだろうか。
ちなみに、本国では追い込みの腕に定評があるという同騎手。アッと驚く脚質転換で人気薄が一変！というシーンも十分にあり得る。

他の外国人ジョッキーも粒揃いならば、もちろん、迎え撃つ日本勢もスター揃い。
熾烈なポイント争いから、前半から激しい流れが多くなり、ゴール前は団子状態の大混戦…。
馬券を持つ手にいつも以上に力が入る、師走の恒例イベントWSJS。
今週は、馬だけでなく｢人｣にも注目だ。