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ツルマルレオン、凄い切れで差し切る!《平林雅芳 3歳観戦記》
2011/4/26(火)
日曜京都10R
橘S
芝外1400m
勝ちタイム1.22.0
ツルマルレオン(牡3、栗東・橋口厩舎)
直線の半ばでは、まだ後ろから数えた方がいいぐらいの位置、そして内にもたれているツルマルレオン。そこらあたりでそんな仕草を見たらもう届かないのではと思ってしまう。当然、前で繰り広げられるゴール間際の攻防を見つめていた。一番内からラトルスネークが出たかと思えば、今度はエーシンハーバーが抜けるのかと思えた瞬間、ドドッと後続が急接近する。その中をただ1頭だけ違う脚の馬がいる。ツルマルレオンである。
もの凄い脚で馬の中を割って出て来て瞬時に一番前と出た。2着はどれだ…?と思う中からミヤジエムジェイが届いていた。
テイクアベットとメモリアルイヤーの若手コンビが並んで先行。その直後に大外からニシノステディーが、そこから少し離れた好位グループの一番内にラトルスネークが今日は折り合っている。先行する2頭は34.6はまずまずだが、そこからまだスピードを継続して行く。坂の下りにさしかかるあたりの1000メートル通過が57.8と、やっぱり速い流れであろう。ツルマルレオンは後ろから4頭目で、直ぐ内にタガノロックオンがいた。
前の3頭が仲良く並んでカーヴを回って直線へと入って来た。一番内を狙うラトルスネーク。カーヴでだいぶ前の馬と後ろの馬との差が一気に詰まってきた。ポッカリと開いた外回りの4コーナーの終わりと内回りの4コーナーの間。そこをけっこう横に広がる格好になって追い出してきた。
残り300のオレンジ棒を過ぎたあたりで、一番内のラトルスネークが前に出そうだ。バテだした先行馬3頭の外をエーシンハーンバーの白い馬体が出て来る。その少し後ろをファーマクリーム。その外をミヤジエムジェイが伸びて来る。後ろでは、ツルマルレオンとその内にいたはずのタガノロックオンが、内外が入れ替わって前を追って来た。ラトルスネークが先頭と思った瞬間にエーシンバーバーが急接近、ファーマクリームとミヤジエムジェイも横一列に並び出したと思った瞬間に、ツルマルレオンがミヤジエムジェイの内から抜けていった。一瞬の勢いが凄く、アッと言う間に半馬身も前へ出て、もうゴールではじっとしたままの小牧J。大外からタガノロックオンが突っ込んで来て、4着に喰い込んだ。
4コーナーの入り口では、内にいたタガノロックオンが外へ出した時に一瞬だけ内に、もたれた感じとなったツルマルレオンが入れ替わった様子だ。その一瞬だけじっとした時があったようだが、その後は前進を開始。凄い脚となって前の馬との間隔をせばめ、ゴール前で死闘を繰り広げているファーマクリームとミヤジエムジェイとの間をスリ抜けて行ってしまった。
メンバー中最速の上がり脚の34.6と、図抜けた数字で差し切ったツルマルレオン。果たして次走はどこなのだろうか。
火曜朝に橋口師にたずねたが、《ダービーかも》と冗談とも本気とも判らぬ言葉が返ってきた。NHKマイルCも登録をしていなかっただけに、まさしく次走hがどこらへんになるのか興味津々である。
土曜京都8R
ムーニーバレーRC賞
芝外2400m
勝ちタイム2.29.2
クレスコグランド(牡3、栗東・石坂厩舎)
けっこう降りしきる雨の中のレース。見た目以上に悪いコンディションとなった馬場。流れはそんなに速くはないのだろうが、道中のジョッキーの手応えはあまり良くない。それほどにタフな馬場になってきている感じだ。しかし勝ち馬は、やっぱり内々で脚を貯めて直線でも馬場の内めから伸びたクレスコグランド。離れた外めを急追したダノンフェニックスを、クビ差しのいでの2勝目。次走は京都新聞杯で東上を睨む様子。まだまだ熱き想いの馬が多い関西圏である。
コーナーワークを利して1コーナーから逃げたのが、アドマイヤパーシア。2コーナーからゆったりした流れを演出。2番手はアストリンジャー、その外にサトノフォワードが追走。動きがあったのが3コーナー過ぎ。外めをダノンフェニックスが追い上げて行く。坂の下りをなかなかいいタイミングな様に思えた。
直線残り300メートルで最内をついたスーサングレート。2番手を進んでいたアストリンジャーが真ん中から、その外へクレスコグランドの3頭が並ぶ追い合いとなり、その大外をダノンフェニックスもいい伸び脚を見せて迫って来た。しかし内と外が離れているためか、ダノンフェニックスが追いつかない感じだ。勢いはあるのだが、もうひとつギアチェンジしてこない。
結局、内めのクレスコグランドがグイと伸びて2勝目を獲得した。ダノンフェニックスが仕掛けた3コーナーでは、内めでけっこう手応えは仕掛けどおしだったクレスコグランドだが、脚は溜まっていたものだろう。コースどりの差も大きな勝因だろう。この悪い馬場コンディションでも、最後の3ハロンは11.8~11.8~12.3と、まずまずの切れであった。
クレスコグランドは、アプリコットフィズを姉に持つ馬。デビュー戦から2000メートル以上を使われており、むしろコロンバスサークルに似た感じの馬の様だ。道中の渋い行きっぷりではあるが、追われてからはしっかりと伸びているのが悪くなさそうだ。
ダノンフェニックスは、向こう正面からはそんなに外ではなかった様子だが、直線はかなり外に出してきての伸びとなった。併せ馬の内と単騎の外の差が出たか。でも坂の下りからのロングスパートは目立っていたし、まだキャリア3戦目を考えれば伸びてきそうな馬である。
500万下特別ながら、まずまずなメンバーだったかと思えるレース後の感想であった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
橘S
芝外1400m
勝ちタイム1.22.0
ツルマルレオン(牡3、栗東・橋口厩舎)
直線の半ばでは、まだ後ろから数えた方がいいぐらいの位置、そして内にもたれているツルマルレオン。そこらあたりでそんな仕草を見たらもう届かないのではと思ってしまう。当然、前で繰り広げられるゴール間際の攻防を見つめていた。一番内からラトルスネークが出たかと思えば、今度はエーシンハーバーが抜けるのかと思えた瞬間、ドドッと後続が急接近する。その中をただ1頭だけ違う脚の馬がいる。ツルマルレオンである。
もの凄い脚で馬の中を割って出て来て瞬時に一番前と出た。2着はどれだ…?と思う中からミヤジエムジェイが届いていた。
テイクアベットとメモリアルイヤーの若手コンビが並んで先行。その直後に大外からニシノステディーが、そこから少し離れた好位グループの一番内にラトルスネークが今日は折り合っている。先行する2頭は34.6はまずまずだが、そこからまだスピードを継続して行く。坂の下りにさしかかるあたりの1000メートル通過が57.8と、やっぱり速い流れであろう。ツルマルレオンは後ろから4頭目で、直ぐ内にタガノロックオンがいた。
前の3頭が仲良く並んでカーヴを回って直線へと入って来た。一番内を狙うラトルスネーク。カーヴでだいぶ前の馬と後ろの馬との差が一気に詰まってきた。ポッカリと開いた外回りの4コーナーの終わりと内回りの4コーナーの間。そこをけっこう横に広がる格好になって追い出してきた。
残り300のオレンジ棒を過ぎたあたりで、一番内のラトルスネークが前に出そうだ。バテだした先行馬3頭の外をエーシンハーンバーの白い馬体が出て来る。その少し後ろをファーマクリーム。その外をミヤジエムジェイが伸びて来る。後ろでは、ツルマルレオンとその内にいたはずのタガノロックオンが、内外が入れ替わって前を追って来た。ラトルスネークが先頭と思った瞬間にエーシンバーバーが急接近、ファーマクリームとミヤジエムジェイも横一列に並び出したと思った瞬間に、ツルマルレオンがミヤジエムジェイの内から抜けていった。一瞬の勢いが凄く、アッと言う間に半馬身も前へ出て、もうゴールではじっとしたままの小牧J。大外からタガノロックオンが突っ込んで来て、4着に喰い込んだ。
4コーナーの入り口では、内にいたタガノロックオンが外へ出した時に一瞬だけ内に、もたれた感じとなったツルマルレオンが入れ替わった様子だ。その一瞬だけじっとした時があったようだが、その後は前進を開始。凄い脚となって前の馬との間隔をせばめ、ゴール前で死闘を繰り広げているファーマクリームとミヤジエムジェイとの間をスリ抜けて行ってしまった。
メンバー中最速の上がり脚の34.6と、図抜けた数字で差し切ったツルマルレオン。果たして次走はどこなのだろうか。
火曜朝に橋口師にたずねたが、《ダービーかも》と冗談とも本気とも判らぬ言葉が返ってきた。NHKマイルCも登録をしていなかっただけに、まさしく次走hがどこらへんになるのか興味津々である。
土曜京都8R
ムーニーバレーRC賞
芝外2400m
勝ちタイム2.29.2
クレスコグランド(牡3、栗東・石坂厩舎)
けっこう降りしきる雨の中のレース。見た目以上に悪いコンディションとなった馬場。流れはそんなに速くはないのだろうが、道中のジョッキーの手応えはあまり良くない。それほどにタフな馬場になってきている感じだ。しかし勝ち馬は、やっぱり内々で脚を貯めて直線でも馬場の内めから伸びたクレスコグランド。離れた外めを急追したダノンフェニックスを、クビ差しのいでの2勝目。次走は京都新聞杯で東上を睨む様子。まだまだ熱き想いの馬が多い関西圏である。
コーナーワークを利して1コーナーから逃げたのが、アドマイヤパーシア。2コーナーからゆったりした流れを演出。2番手はアストリンジャー、その外にサトノフォワードが追走。動きがあったのが3コーナー過ぎ。外めをダノンフェニックスが追い上げて行く。坂の下りをなかなかいいタイミングな様に思えた。
直線残り300メートルで最内をついたスーサングレート。2番手を進んでいたアストリンジャーが真ん中から、その外へクレスコグランドの3頭が並ぶ追い合いとなり、その大外をダノンフェニックスもいい伸び脚を見せて迫って来た。しかし内と外が離れているためか、ダノンフェニックスが追いつかない感じだ。勢いはあるのだが、もうひとつギアチェンジしてこない。
結局、内めのクレスコグランドがグイと伸びて2勝目を獲得した。ダノンフェニックスが仕掛けた3コーナーでは、内めでけっこう手応えは仕掛けどおしだったクレスコグランドだが、脚は溜まっていたものだろう。コースどりの差も大きな勝因だろう。この悪い馬場コンディションでも、最後の3ハロンは11.8~11.8~12.3と、まずまずの切れであった。
クレスコグランドは、アプリコットフィズを姉に持つ馬。デビュー戦から2000メートル以上を使われており、むしろコロンバスサークルに似た感じの馬の様だ。道中の渋い行きっぷりではあるが、追われてからはしっかりと伸びているのが悪くなさそうだ。
ダノンフェニックスは、向こう正面からはそんなに外ではなかった様子だが、直線はかなり外に出してきての伸びとなった。併せ馬の内と単騎の外の差が出たか。でも坂の下りからのロングスパートは目立っていたし、まだキャリア3戦目を考えれば伸びてきそうな馬である。
500万下特別ながら、まずまずなメンバーだったかと思えるレース後の感想であった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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