研究員・次走の狙い馬

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リトルディッパー・北村宏騎手(牝2、美浦・古賀慎厩舎)
12月1日 5回中山1日目 2歳未勝利(混) 芝1200m 1人気2着

スタートで致命的な出遅れ。腹を括って末脚勝負に賭けたものの、わずかに勝ち馬を捕えるまでには至らなかった。
それでも、開幕週の馬場を利して完璧に立ち回った勝ち馬をクビ差まで追い詰めた末脚は、未勝利レベルをはるかに凌駕するもの。
現状ベストの舞台と言える中山開催はまだまだ続く。
馬場が荒れてくる開催後半なら、楽に差し切る公算大。

イイデレインジャー・岩田騎手(牡3、栗東・池添厩舎)
12月1日 5回阪神1日目 ゴールデンブーツT 5人気5着

前後半5ハロンが61.0-60.2というスローペースに加え、ラスト3ハロンが12.1-11.4-11.7という先行馬向きの流れ。
上位を逃げ先行馬が独占するのも必然といえるレースだった。
この不向きな流れを後方から追い込んで0.5秒差なら本馬の評価は下がらない。
これで3戦連続上がり最速をマークと磨き上げられた末脚は、いよいよ完成に近づいている。
次走は差し切り勝ちまで視野に入る。

テイエムアタック・和田騎手(牡3、栗東・柴田光厩舎)
12月2日 5回阪神2日目 3歳以上500万下(混) 8人気5着

前半4ハロン通過45.5秒は、前日の1600万条件戦の通過よりも0.2秒速い殺人ラップ。
ゴール前で差し馬が殺到するのも当然だった。
この流れの中、好位追走から0.1秒差5着なら中身は濃い。
しかも、素質馬揃いの好メンバーだったことを考えれば、なおさら価値は上がるというもの。
冴えない成績だが、実は広いコースなら堅実に走っており、今回の内容は決してフロックではない。
人気の盲点になりやすい存在だけに、配当妙味も十分。
次走も忘れずにマークしておきたい。