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ラインアンジュ、メンバー最速上がりで差切!《平林雅芳 3歳観戦記》
2011/6/7(火)
日曜阪神9R
あじさいS
芝1200m
勝ちタイム1.08.5
ラインアンジュ(牝3、栗東・領家厩舎)
中1週でも元気いっぱいの大型牝馬ラインアンジュ。デビュー勝ちの阪神コースに戻ったが、前走に引き続きの終いを生かす競馬。メンバー中最速の上がりで軽く差し切ってみせた。むしろここにきての成長度は目を見張るもの。またまた楽しみな短距離路線の馬が出てきた、そんな感じであった…。
どうもアフォードの出がここのところ速くない。デビュー当時は、出た瞬間に他馬よりも先んじていた馬である。それが最近では先んじるどころか、やや遅れ気味のスタートである。むしろラインアンジュの方が出た瞬間は前にいた。内からサクラライジング、外からミヤジエムジェイの2頭が良かったのだが2、3完歩行ったあたりでアフォードにテイクアベット、そして一番後ろにいたはずのメモリアルイヤーも、仕掛けて前へ出て先に行っていた2頭を抜いて前に出る。結局はテイクアベットが一番前に出て、その外にメモリアルイヤーが並び、アフォードは3番手へと下げる。前2頭から3馬身離れた位置にアフォードだが、最後方のタガノラヴキセキまでにはけっこう縦長の隊列となっている。3ハロン通過が33.9だが、その後も2頭がやや競り気味で飛ばす。そして、その直後のアフォードとの差が詰まって、4コーナーへと入って来る。
前半3ハロン33.9だが、開幕週の絶好のコンディションだけに決して速い流れとは言えないだろうが、後続がこれだけ早く接近して来ている息の入りづらい流れとなっている。
直線に入っても、先頭のテイクアベットの勢いが止まらない。残り300のオレンジ棒では、後ろを2馬身ぐらい離して押し切りを図る。その2番手の外めにミヤジエムジェイがメモリアルイヤーの外に並んで手応えはいいはずなのだが、やや内へもたれ気味だ。
残り1ハロンを過ぎるあたりでは、先頭から最後方までもひと固まり。逃げるテイクアベットが粘ろうかというところでミヤジエムジェイが伸び出し、前へと出かかるが、その時、外からラインアンジュがかなりいい脚を見せて先頭に踊り出た。その手応えから、もう抜けきったのを確認した川田Jが、手綱をピーンと張ったままでのフィニッシュだ。
逃げたテイクアベットが3着。馬込みの中からタガノラヴキセキが4着で、アフォードは5着がやっとだった。
ラインアンジュは父は芦毛。母からも芦毛を受け継いでいるはずなのに、自身は鹿馬である。母の父デヒアが良く出ているのだろうか。
デビューから1200芝を4戦して3勝だが、ここに来ての内容がグーンといい。前走も強かったが、今回もゴール前ではもう抑えているぐらいの余裕である。これで秋まで一服される事だろうし、さらに馬が良くなってくる可能性は大である。
土曜阪神9R
かきつばた賞
芝外2400m
勝ちタイム2.26.5
イグアス(牡3、栗東・角居厩舎)
去年の11月デビューのイグアス。未勝利を勝つまでに7戦を要したが、ひとつ勝ったら連勝。それも2番手からの抜け出しと、理想的な競馬内容でのもの。ただ着差は半馬身だったが、もの凄く楽といった勝ち方でもなかった。ただこれでひと休みして秋に備えられるものと予測できる。ディープインパクト産駒の中でも長い距離が良さそうな馬であろう。もう一まわりもふたわまりも大きくなって秋を迎えられる。そんな秋の最後の冠への戦いが、もう始まっているのかも知れない…。
逃げたのがビーム。この距離の3歳戦のレースだけに、当然、スローな流れ。その2番手を楽に追走していくイグアス。向こう正面では3馬身ぐらい後ろを追走。坂の下りから各馬も接近して来て、4コーナーを回る時には10頭がほとんどひと固まりとなっていた。
上がり3ハロンだけが速くなる切れ味勝負となった。残り300メートルのオレンジ棒を通過するあたりで、四位Jの右ステッキが唸る。そこからかなりステッキを多用しての追い出し。
2着に追い込んで来たゴットマスタングが、かなり目立つ脚色で迫って来ていたが、何とか四位Jの叱咤激励に応えて半馬身先着の2勝目となった。
最後の3ハロンが11.2~11.2~11.7のラップである。そこをかなり急追して来たゴットマスタングの脚も凄いものだが、やはり前々で勝ちに行っているイグアスの方が、今日は断然に《勝負あり》の感じである。ここへ来て、前々での競馬をする様になって非常に前向きさが出てきたのかも知れない。もっともっと身が入ってくるだろう秋が実に楽しみとなった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
あじさいS
芝1200m
勝ちタイム1.08.5
ラインアンジュ(牝3、栗東・領家厩舎)
中1週でも元気いっぱいの大型牝馬ラインアンジュ。デビュー勝ちの阪神コースに戻ったが、前走に引き続きの終いを生かす競馬。メンバー中最速の上がりで軽く差し切ってみせた。むしろここにきての成長度は目を見張るもの。またまた楽しみな短距離路線の馬が出てきた、そんな感じであった…。
どうもアフォードの出がここのところ速くない。デビュー当時は、出た瞬間に他馬よりも先んじていた馬である。それが最近では先んじるどころか、やや遅れ気味のスタートである。むしろラインアンジュの方が出た瞬間は前にいた。内からサクラライジング、外からミヤジエムジェイの2頭が良かったのだが2、3完歩行ったあたりでアフォードにテイクアベット、そして一番後ろにいたはずのメモリアルイヤーも、仕掛けて前へ出て先に行っていた2頭を抜いて前に出る。結局はテイクアベットが一番前に出て、その外にメモリアルイヤーが並び、アフォードは3番手へと下げる。前2頭から3馬身離れた位置にアフォードだが、最後方のタガノラヴキセキまでにはけっこう縦長の隊列となっている。3ハロン通過が33.9だが、その後も2頭がやや競り気味で飛ばす。そして、その直後のアフォードとの差が詰まって、4コーナーへと入って来る。
前半3ハロン33.9だが、開幕週の絶好のコンディションだけに決して速い流れとは言えないだろうが、後続がこれだけ早く接近して来ている息の入りづらい流れとなっている。
直線に入っても、先頭のテイクアベットの勢いが止まらない。残り300のオレンジ棒では、後ろを2馬身ぐらい離して押し切りを図る。その2番手の外めにミヤジエムジェイがメモリアルイヤーの外に並んで手応えはいいはずなのだが、やや内へもたれ気味だ。
残り1ハロンを過ぎるあたりでは、先頭から最後方までもひと固まり。逃げるテイクアベットが粘ろうかというところでミヤジエムジェイが伸び出し、前へと出かかるが、その時、外からラインアンジュがかなりいい脚を見せて先頭に踊り出た。その手応えから、もう抜けきったのを確認した川田Jが、手綱をピーンと張ったままでのフィニッシュだ。
逃げたテイクアベットが3着。馬込みの中からタガノラヴキセキが4着で、アフォードは5着がやっとだった。
ラインアンジュは父は芦毛。母からも芦毛を受け継いでいるはずなのに、自身は鹿馬である。母の父デヒアが良く出ているのだろうか。
デビューから1200芝を4戦して3勝だが、ここに来ての内容がグーンといい。前走も強かったが、今回もゴール前ではもう抑えているぐらいの余裕である。これで秋まで一服される事だろうし、さらに馬が良くなってくる可能性は大である。
土曜阪神9R
かきつばた賞
芝外2400m
勝ちタイム2.26.5
イグアス(牡3、栗東・角居厩舎)
去年の11月デビューのイグアス。未勝利を勝つまでに7戦を要したが、ひとつ勝ったら連勝。それも2番手からの抜け出しと、理想的な競馬内容でのもの。ただ着差は半馬身だったが、もの凄く楽といった勝ち方でもなかった。ただこれでひと休みして秋に備えられるものと予測できる。ディープインパクト産駒の中でも長い距離が良さそうな馬であろう。もう一まわりもふたわまりも大きくなって秋を迎えられる。そんな秋の最後の冠への戦いが、もう始まっているのかも知れない…。
逃げたのがビーム。この距離の3歳戦のレースだけに、当然、スローな流れ。その2番手を楽に追走していくイグアス。向こう正面では3馬身ぐらい後ろを追走。坂の下りから各馬も接近して来て、4コーナーを回る時には10頭がほとんどひと固まりとなっていた。
上がり3ハロンだけが速くなる切れ味勝負となった。残り300メートルのオレンジ棒を通過するあたりで、四位Jの右ステッキが唸る。そこからかなりステッキを多用しての追い出し。
2着に追い込んで来たゴットマスタングが、かなり目立つ脚色で迫って来ていたが、何とか四位Jの叱咤激励に応えて半馬身先着の2勝目となった。
最後の3ハロンが11.2~11.2~11.7のラップである。そこをかなり急追して来たゴットマスタングの脚も凄いものだが、やはり前々で勝ちに行っているイグアスの方が、今日は断然に《勝負あり》の感じである。ここへ来て、前々での競馬をする様になって非常に前向きさが出てきたのかも知れない。もっともっと身が入ってくるだろう秋が実に楽しみとなった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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