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-小倉記念-平林雅芳の目
2011/8/2(火)
日曜小倉11R
小倉記念(GⅢ)
芝2000m
勝ちタイム1.57.3
勝ち馬:イタリアンレッド(牝5、父ネオユニヴァース・栗東・石坂厩舎)
※※夏は牝馬!イタリアンレッド、勢い止まらず重賞連覇!!
前走の中山の七夕賞が初めての重賞勝利。それも小倉以外での初勝利だったが、やっぱり小倉が似合う馬、イタリアンレッドだ。これで小倉は5勝目。レコードで、それもゴールに入る時にはもう勝利のパフォーマンスをしていたぐらいの余裕。
サマー2000シリーズも2勝で、完全に王手をかけた石坂厩舎とイタリアンレッド。夏女、絶好調なのである!!
最内を引いたホクトスルタンの必死の逃げ。その残したラップは凄いもの。前半3ハロン33.3。1000メートルが57.1。まだある。1200通過が1.08.9であり1600通過が1.32.9と、まるで勝ち時計を並べている様な錯覚をする程の速さ。最後の1ハロンの12.6はほとんどイタリアンレッドのもので、最後は追ってないのだからこの数字はもっと詰まっていたと思えるもの。レコードでも57秒台を切っていたのではなかろうか。そんな2000とは思えないスピードで飛ばしたホクトスルタンではあった。
しかしこんな逃げでも、1頭が大きく離して逃げた訳でなく、2馬身もないぐらいの差で2番手を進んだエーシンジーラインが4コーナー先頭となり、直線へは単独先頭で入ってきて差されはしたが5着に残り、3番手を進んだリクエストソングが3着に粘っている。そして好位で道中の雰囲気が良かったヤマニンキングリーが4着である。前々で競馬した馬が粘っているのに驚きだ。
そんな中で、イタリアンレッドは最初の1コーナーを回って2コーナーに入る時には《こんないい位置にいるんだ~》と思わず見ているこちらが声を出してしまったぐらい。ナリタクリスタルとはイメージしていた位置がまったく逆なぐらい。前走同様に、ある程度前で競馬をしているイタリアンレッドであった。
さすがにこの逃げでは、ホクトスルタンも残り2ハロン棒の4コーナー入り口ではもうエーシンジラーインにかわされた。その時にイタリアンレッドは、前から3馬身あるかないかの6番手の外へ上がっている。その少し前で、鞍上の浜中Jがゴーサインとばかり馬にステッキをくれていた。
そしてカーヴに入ってくる間も、浜中Jの左ステッキが数発飛んでいる。直線に入り姿が真っ直ぐに向いた時には、もう前にはエーシンジーラインしか見えなかったぐらいの勢いとなっていた。やはり短い小倉の直線だけに、この早めの仕掛けがポイントなのだろう。
残り1ハロンを通過した時には、内ラチ沿いを何とか粘ろうとしているエーシンジーラインとほぼ並ぶぐらいの位置で馬場の真ん中。右にステッキを持ち替えた浜中Jの連打に応えて、イタリアンレッドが伸びてゆく。ゴールを単独で、そして勢いも増した感じで目指して行った。
熾烈な2着争いとなったが、キタサンアミーゴの伸び具合が良く確保。ゴール前でサンライズマックスが少しいい脚色で突っ込んで来ていたが、前からは差があった。また、ナリタクリスタルは直線でなかなかスペースが開かないのもあって、思う存分脚が使えてないイメージだった。
前へ行った組では、コスモファントムは4コーナー手前でステッキが入っても、もう前と上がる脚色はなくなっていた。
2着のキタサンアミーゴは、向こう正面ではナリタクリスタルのチョイ前。少し前にはイタリアンレッドが位置していて、ここらで真ん中ぐらいの所。ここらでちょうどいいポジションだったのだろう。イタリアンレッドがその後で早めに上がって行っての勝利。自分から動けて行けているイタリアンレッドには、それこそ絶好の流れでもあったに違いない。
イタリアンレッドはこれで夏ばかり6勝。3歳時に8月に連勝。4歳時には7、8、9月と暑い小倉、阪神で3連勝である、そして今年は4月から使い出して7月に連勝となり、それも重賞連覇。過去の成績kらすれば、これからますます体調を上げてくるであろう。
夏は牝馬、それも小倉が大得意の馬。《イタリアンレッド、あっぱれイタリアンレッド》でもあった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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