専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
厩舎も星勘定!降級戦なら好勝負必至
2018/8/11(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜の「厳選馬」で取り上げた新潟12R・3歳上500万下の⑤アシェットは4番人気だったが、直線で抜け出すと最後まで渋太く粘ってクビ差2着。管理する高橋文雅厩舎は「クラスにメドが立ったのでここは期待したい」と色気タップリだったので、ここで推奨した。
そして日曜の「厳選馬」でも高橋文厩舎が星勘定に挙げている期待馬を取り上げる。新潟9R・豊栄特別の⑭モアナ(牝4、美浦・高橋文厩舎)は、ここ2戦は関西遠征で差のない競馬をしている。特に前走は不良馬場で脚を取られる中を、先行して渋太く粘り0秒5差の3着となっている。その時の勝ち馬はその後オープンで2着、そして2着馬も降級して1000万下をアッサリ快勝しており、骨っぽい関西馬と戦って好勝負してきたことは強みになるだろう。
その後はリフレッシュ放牧に出され、今回は1000万下に降級。陣営は「脚元がシッカリしてきて芯が入った感じ。力をつけてきている上に今回は降級戦。負けられない気持ち」と自信を覗かせている。それもそのはず、坂路での最終追い切りでは4F50秒7、1F11秒9という好時計をマーク。さらに乗り替わる内田博幸騎手はこの馬の勝ち鞍3勝全てを叩き出しており、馬の全てを知り尽くしている感じ。距離も1400mの方が合っており、条件が揃ったここは順当に勝機と言える。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。