専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【新潟2歳S】この馬がメンバー最上位
2025/8/23(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜日の競馬は16時半の新潟12レースで終わり。これが当たり前なんだが、1か月ぶりだと不思議な感じがするな。
札幌はWASJのジョッキーに加え、クローバー賞で道営からもジョッキーが何人か来ていて、顔ぶれの面白い1日だった。
先週まで短期免許で中京で乗っていたバデル騎手はWASJ以外で2勝。中京の活躍で良い馬が集まっているようだ。日本での初勝利はゴンサルベス騎手とハマーハンセン騎手。まだ聞き慣れないが、この中に将来の短期免許の常連になる騎手もいるかもしれないからな。
- 本命馬
- ⑨リアライズシリウス
重賞は東の新潟2歳Sを。本命はリアライズシリウスだ。
鮮やかな逃げ切りだった新馬戦。今年のメンバーであれば、この馬が最上位と評価するのが自然だろう。
必ずしも逃げる必要はなく、そこは他馬の出方次第だが、新馬戦も逃げて上がり最速。控える形になっても、むしろ良いかもしれないな。
- 激走候補
- ⑦サノノグレーター
前日オッズを見てここまで人気になるのかと驚いているが、サノノグレーターも十分勝ち負けを狙える1頭だ。
新馬戦はこの時期の若駒らしからぬ末脚を使っての差し切り勝ち。あの競馬は新潟でさらに威力を発揮するだろう。
勝てばオーナーも鞍上も重賞初勝利。尾形和幸厩舎としても12年ぶりの勝利ということになる。狙ってきたレースで勝負気配は強そうだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。