専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
久々でも鞍上は星勘定
2014/12/26(金)
どうも!美浦の古川です。
11月22日に戦列復帰した後藤浩は5週間で6つの勝ち星を積み上げ、年間では34勝。完全復活とまではいかないが、所々の競馬で騎乗の上手さが見られ、来年はもっとやってくれそうな予感がする。
今週も勝ち負けになりそうな馬が揃っている後藤浩。中でも中山12Rの⑩ファイアマーシャルがオススメだ。
爪の不安があり8ヶ月の長期休養明けとなる今回。帰厩後の乗り込み量は豊富で、3頭併せで追われた今週の稽古では僚馬を大きく突き離しており、久々を感じさせない動き。
体質の弱さがあり、4歳馬ながらキャリアは5戦。しかし厩舎の期待は大きく「前走時より心身とも成長を感じる。この距離ならゆったり運べそうで、気のいい馬だからイキナリでも勝負になるはず」と初戦からの構え。
後藤自身も「良い馬が回ってきた」と星勘定に加えており、今の500万のメンバーならアッサリまであって不思議ではない。ココは馬連で手広く流すよりも、単複で買いたい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。