「クリノメイを三ツ星で上げているのは凄い…」――。

冒頭のコメントは先週のチューリップ賞を、星3つ推奨で仕留めたクリノメイに寄せられたものです。同馬は前走の阪神ジュベナイルFで14着に大敗。成績的に買いづらい馬だったのは間違いないでしょう。

しかし、先週の三ツ星穴馬「コース適性」で強調したとおり、当時はゲート内で立ち上がり外枠発走。フルゲート18頭立てのゲート順19番目という2歳牝馬には厳しすぎる状況を強いられており、後方から競馬になっておらず全くの参考外でした。

一転してチューリップ賞では過去の好走馬から浮上した「極上仕上げ(調教)」、「激走データ(枠順)」、「コース適性(脚質)」の激走傾向に完全一致。レースでは絶好枠から道中3番手を追走すると、直線で猛追する有力馬の追撃を退けて重賞初勝利を飾りました!

25年チューリップ賞の記事はコチラ

牝馬限定のハンデ重賞、中山牝馬ステークス(G3、中山芝1800m)も勢いが止まらない三ツ星穴馬にお任せ。先週のチューリップ賞に続いて期待度MAXの星3つ推奨馬にご期待ください!

【フィリーズレビューの三ツ星穴馬も公開中!】


中山牝馬S・3つ星穴馬

  • 極上仕上げ
  • 激走データ
  • コース適性
極上仕上げ

昨年は「1週前ウッド→当週ウッド」調整馬が1~3着を独占。先週の中山記念と同じくウッドで長めから追われている馬が有利なレースで、中間に速い時計を出していた馬に注目して下さい。

ビヨンドザヴァレーは2週続けて菱田騎手が騎乗して、栗東ウッドで6ハロンから追われる熱のこもった調整。稽古駆けするタイプとはいえ中間は毎週のように好時計を連発しており、調教の動きから要注目の1頭です!

激走データ

「前走重賞2着馬」が過去5年で[1-1-1-2]複勝率60%のハイアベレージ。ハンデ戦の中山牝馬Sでは過去の実績や前走成績に応じてハンデが決められるものの、前走重賞2着馬は斤量据え置きか増えても1キロ止まり。恵量の恩恵を受けて好走するケースが目立ちます。

ビヨンドザヴァレーは20年3着エスポワールと同じく、前走ターコイズS2着からの転戦。気になるハンデも例年の傾向どおり前走から1キロ増の54キロで出走可能です。今回は実績が無い1800mで人気の盲点となっており、馬券的に絶好の狙い目となります!