23年[4→3→1人気]、24年[1→4→2人気]と2年続けて平穏決着となっている安田記念(G1、東京芝1600m)

これは穴党にとって厳しいレース……と思いきや、今年は少し様子が異なる模様ドバイターフを制し国際G1馬となったソウルラッシュも抜けた人気にはなっておらず、上位拮抗の混戦模様となっています。

こうなれば「三ツ星穴馬」の出番!2021年1着ダノンキングリー(8人気)を★★★推奨、22年3着サリオス(8人気)をズバリと、安田記念は相性抜群のレース。腕利き研究員が自信を持って推奨する激走穴馬の走りにご期待ください!

本命じゃない。でも、美味い。

安田記念・推奨穴馬


シャンパンカラー

📝 推奨理由

NHKマイルCの当欄で推奨したパンジャタワー(9番人気1着)に勝るとも劣らないほど、調教の動きが際立つ1頭だ。

内田博騎手が騎乗した1週前のウッドでは、余裕残しの手応えでラスト1ハロン10秒9をマーク。坂路に舞台を移した今週水曜の最終追いでは、1番時計となる4ハロン51秒1の好時計を叩き出した。

ジョッキー時代は障害の名手として一時代を築き、最終追いに騎乗した田中剛師は「本音を言わせてもらうと、好調の前に“絶”をつけたいくらい。(23年にNHKマイルCを勝った)いい頃のデキに戻っていることを確信しました」と異例のコメントで状態の良さを強調。

管理する調教師が公の場における“絶好調”発言は、かなり珍しいことだ。今回と同じく1週前追いでラスト1ハロン11秒台を切ってきた前走のダービー卿チャレンジTも、トップハンデ58.5キロを背負い勝ったトロヴァトーレと0秒3差6着。しかも当時は苦手の右回りに加えて、中山芝1600mで不利な外枠と悪条件が重なっていた。

今回は斤量面で有利になるだけに留まらず、23年NHKマイルCなど全3勝を挙げている東京芝1600m替わり。得意の舞台に戻り状態も最高潮と来れば、G1馬の復活劇に清き一票ならぬ馬券を投じる価値は十分ある。

📌 総評

安田記念は春の東京5週連続G1フィナーレを飾る、スピード、スタミナ、精神力のすべてが問われる非常にタフなマイルG1です。

ハイレベルなメンバー構成と、梅雨時期という不確定要素も相まって、年により好走馬のバラつきが大きいレースでもあります。実績のあるトップマイラーはもちろん、コース適性に秀でた馬、そして過去に東京芝1600mで好走歴のある馬に注目です。