過去3年のファンタジーステークス(G3、京都芝1400m)は、超大荒れ。

昨年は4→10→15番人気の組み合わせで62万馬券、一昨年は15→1→12番人気の順で230万馬券、3年前は10→2→5番人気の順で46万馬券。

しかし、過去3年間は予想担当の研究員がブリーダーズカップやジャパンカップを控え、ワールドワイドな活動をしていたため不在だったのです!

それは冗談ですが、昨年までは、G1の狭間で土日4重賞が組まれていたこともあり、3つ星穴馬選定レースの対象外となっておりました。

今年は1週前倒しの日程ということで、ついにこの夢のレースを仕留めるチャンスが巡ってきました。そんな心意気で燃えに燃えている研究員厳選の逸品を、どうぞご賞味ください。

本命じゃない。でも、美味い。

ファンタジーS・推奨穴馬

⭐⭐⭐
ベレーバスク

📝 推奨理由

ショウナンカリスととも関東からの参戦。過去10年で関東馬のファンタジーSの成績は[1-1-0-10]で、出走はわずか12頭しかいない。

牡馬相手になるとはいえ、1週後には東京で同じ距離の京王杯2歳Sが組まれている。また、距離が1600mならば、先週は東京で牝馬同士となるアルテミスSが組まれていた。そんな中で、あえてここにぶつけてきたのは、陣営の本気度の表れだろう。

とりわけ、このベレーバスクは前走・サフラン賞2着から参戦。このパターンは19年に2着となったマジックキャッスルと同じ。前走が1600mだった馬の過去10年の成績は[3-2-3-13]で、ベレーバスクにとって追い風となる好データもある。

そして、最終追い切りの動きも絶品。3頭併せの最内を抜群の手応えで進み、そのまま並走相手を寄せ付けずに楽々先着。馬が唸っているように映った。これだけの攻めができるのも、陣営の思惑通りに馬が成長しているからであろう。

サッと好位に取り付けるセンスを持つ馬に、鞍上は丹内祐次騎手。11月5日に40歳の誕生日を控え、日曜の天皇賞・秋では一昨年の皐月賞馬ソールオリエンスの鞍上も務めることから、普段以上に気持ちが高まっているはずだ。

荒れるファンタジーS、今年の波乱の主役は、関東の刺客ベレーバスクだ!

📌 総評

スピード色の強い印象があるレースですが、過去の実績をじっくりと紐解いていくと、意外と強いのが距離短縮組。

好走馬は人気になった馬が多いのは確かですが、今年に関しては人気の盲点となりそうな気配で、絶好のタイミングでいただいちゃいましょう。