先週のアルゼンチン共和国杯では、逃げ馬苦戦のデータを覆し、ミステリーウェイが単勝9番人気(27.7倍)で鮮やかに逃げ切り勝ち!

我が競馬ラボの凄腕研究員は、究極のスタミナ定食とも言えるミステリーウェイの激走を見逃しませんでした。

⇒アルゼンチン共和国杯の3つ星穴馬はコチラ

3つ星穴馬は従来のデータ一辺倒ではない研究員独自の視点も加え、“人気はないけど美味い穴馬”をコンセプトに紹介していますが、アルゼンチン共和国杯のミステリーウェイは、前走でオープンを勝っているとはいえ、まだ減量の恩恵が取れていないジョッキーが騎乗する7歳馬、しかも重賞初挑戦では買い辛いと考えられたファンも少なくないでしょう。

これこそが研究員独自の視点がハマった一戦でもありました。秋の古馬女王を決めるエリザベス女王杯(G1、芝2200m)も3つ星穴馬にお任せください。

出走条件が3歳馬限定時代の1989年には、単勝最低人気のサンドピアリス(20人気・430.6倍)がグレード制導入後の最高配当をマークしたのを筆頭に、古馬混合となってからも2009年には11番人気1着クイーンスプマンテ、12番人気2着テイエムプリキュアがワンツーを決め、昨年は12番人気のラヴェルが2着に入るなど、荒れるG1として知られています。

今年もイキのいい3歳から、大人の魅力あふれる6歳まで、華やかな牝馬が顔を揃えました。競馬ラボが誇る凄腕研究員渾身の穴馬を心ゆくまで味わい尽くしてください!

本命じゃない。でも、美味い。

エリザベス女王杯・推奨穴馬

⭐⭐⭐
12 ライラック

📝 推奨理由

このエリザベス女王杯は4年連続の出走。3歳時には12番人気で2着(同着)の激走を演じている。

その後の2年は4着→6着と着順を落としているのだが、どちらも最速の上がりをマークしており、上位馬はある程度前めのポジションでレースをしていて、展開に泣いた格好。決して力負けではない。

過去にラッキーライラックが連覇を達成、モズカッチャンが1着の翌年に3着、クロコスミアが3年連続2着、ラヴズオンリーユー、ミッキークイーンが2年連続3着を記録するなど、「リピーターレース」でもあるエリザベス女王杯。

少し強引かもしれないが、このライラックもリピーターにかなり近い存在だったとは言えないだろうか。

このレースは恐らく昨年のグランプリホース・レガレイラがかなりの人気を背負いそうだが、その他のメンバーを見渡すと、直近で好走がある人気どころの馬も2200mという距離に不安がある馬も多い。

そこで再度クローズアップしたいのが、ライラックのエリザベス女王杯におけるレース適性の高さなのだ。

6歳となり、一昨年の府中牝馬S3着以降、馬券絡みがないものの、3走前はメンバー最速の上がりをマークし、ここ2走はメンバー2位の上がりで少差の4着と衰えは見られない。

どこからでも入れそうな今年のメンバーならば、胸を張れる実績の持ち主と言っていいだろう。3年ぶりの“おかわり”をいただこう!

📌 総評

京都の牝馬G1といえば、2000mの内回りが舞台となる3歳限定の秋華賞と直線の長い2200m外回りで行われるエリザベス女王杯の2つ。4角でゴチャつきやすい秋華賞は荒れると言われていますが、エリザベス女王杯はそれ以上に荒れているレースです。

先週のアルゼンチン共和国杯と同様、エリザベス女王杯も2200mという字面以上のスタミナが求められます。そこに耐えうる力があるかを見極めるのが馬券のポイントとなるでしょう。