騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【弥生賞】"愛弟子"がデビュー!記念の週のレジェンド・中野栄治元調教師の狙いは…
2026/3/7(土)
| 一週前 栗東ウッド(良) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 98.4 | 81.6 | 66.9 | 51.2 | 36.1 | 10.8 | 馬なり |
まずは先週、ラストウィークを迎えられた調教師の皆さん、大変お疲れ様でした。僕も経験があるからね、気持ちはよく分かるな。
皆さん悔いのなさそうな、明るい顔をしていたので良かったね。以前の仲間でもあるし、今後は一緒に飲食することもあるだろうから楽しみにしてるんだ。
それにしても根本康広調教師には驚いたよ。管理しているサザンテイオーが勝った際の口取りには、いい意味で思わず笑ってしまったね。
勝利後の口取りで、調教師自身がメリーナイスでダービーで勝った時の勝負服を着て馬に跨っていたんだもの。彼らしいユーモアのある演出といったところかな(笑)
今週から競馬界は新年度。新年度を迎えるにあたり、今年は新人ジョッキーがいないのは寂しい話だ。ただ調教師は7名が新規開業する。
その中の一人、美浦の松尾卓哉調教師には注目してほしいな。何を隠そう、以前うちにいた厩務員なんだよ。意思の強い人物でね。個人的にも応援したい。
ちなみに松尾厩舎の初出走は今週土曜中山4R・障害オープンのヴラディア。障害戦だけにまずは人馬無事に走ってくれればと思っているんだ。
それでは話を本題に移して、今週の弥生賞、ナンバーワンはアドマイヤクワッズだ。
パントルナイーフが回避したことで実績的にはこの馬が一番になるのかな。1週前のCWでは手前を替えてからシッカリ伸びていたし、今週は坂路で伸び伸びと走っていた。とにかく順調に来ているといった印象を受ける。
タイダルロックは大型馬で大跳び。先週、今週と重い馬場での追い切りだったけれど、見た目通りにパワーがあって動きは力強かったね。そんなタイプだから、モマれない形で競馬ができれば面白い存在だと思う。
バリオスも大型馬だ。こちらは器用さを兼備しているタイプ。今週は併せた馬が早めに脱落したので、最後は単走になってしまったのは誤算だったな。それでも体も絞れてきたようだし、上積みは大きいだろう。
最後にステラスペース。先週ビシッと追って今週がユッタリと走らせていたね。重い馬場にも関わらず、軽快なフットワークでイイ動きだった。最内枠かぁ。この枠ならハナに行くのかな。僕ならハナに行くよ(笑)
ホウオウシェリー
日曜の狙い目は中山の最終レース。芝1200mは快速馬が揃うことが常なんだけれど、このレースは先行馬が少ないね。今の中山の芝ならホウオウシェリーがハナを切ればそのまま残れてしまうんじゃないかな。マイペースで見直したいよ。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。




