水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京10R 甲斐路S(芝1800m)

◎本命馬
④シュンドルボン
牝4、美浦・矢野英厩舎、吉田豊騎手

G1デーのこのコーナーは、資金作りレースの提供。このところ失敗が続いているので、ここは捲土重来を期して臨みたい。白羽の矢を立てたのは④シュンドルボンだ。

まず他の人気馬に不安がある。ネオリアリズムはネオユニヴァース産駒なので、ベストは小回りコース。東京では脚をタメて追い込むタイプの産駒でないと、なかなか好走には結びつかない。またラングレーの休み明けは、動くことは動くがベストパフォーマンスには至らないタイプ。ならば、昇級戦のシュンドルボンでも付け込む余地はあるはずだ。

もう1頭の人気馬シャドウウィザードに比べても、ラインハーディーを物差しとすれば互角の力量と判断できる。ハーツクライにエルコンドルパサーの重厚な配合で、直線が長いコースであればゴールまでジワジワ加速できる配合。中間は軽い熱発で阪神遠征を回避したそうだが、消耗を避ける意味で西下しなかったのはプラスだ。

$お宝馬
⑨カナロア

当該コースで、ここまでの2週、ディープインパクト産駒が3勝、2着3回。順調に使われていて、しかもクラス実績があるディープ産駒となるとこの馬くらい。一気の差し切りまで想定したい。

相手上位には⑩シャドウウィザード。押さえで②ネオリアリズム、連下で⑧ラングレー

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