
「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 11月16日 京都11R エリザベス女王杯(G1)
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お宝馬$ライラック(9人気) 3着
スローで外差し!読み通りの好走!
- 11月2日 東京11R 天皇賞・秋(G1)
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本命馬◎マスカレードボール(1人気) 1着
偉大な先輩たちに続く第一歩!
一番強い馬でなく
2016/2/12(金)
土曜東京11R クイーンC(G3)(芝1600m)
| ◎$本命馬&お宝馬 |
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| ⑭ラブリーアモン (牝3、美浦・谷原厩舎、武士沢騎手) |
毎週ご覧下さっている方なら御記憶かと思うが、フェアリーSで私はこの馬を自信を持って本命とした。ところがスタートで大きく躓いた上に、そのために終始後方、大外を振り回されるという酷い内容。それでも直線は上がり最速で伸び、6着まで押し上げたのだ。スタートがまともならある程度前に行ける馬で、そうなれば決して足りない馬ではない。
京成杯でも人気となったウムブルフを、今回と同じ東京マイルでアッサリ差し切っている力を考えると、メジャーエンブレムを負かせるかどうかはともかくとして、それ以外の馬には十分威張れると思う。また東京は土曜については雨がもちそうなのも大きい。
ソングオブウインド産駒は数少ないが、牝馬ならライステラスが阪神JF、チューリップ賞で上位に入り、東京で特別勝ち。牡馬産駒ではビームライフルも東京がベストだった。東京適性はあるし、在来牝系でタフ。予想される強風が吹いても、へばることはないだろう。
相手は当然⑥メジャーエンブレムが大本線。そして⑧ペルソナリテ、⑬サプルマインド、②フロンテアクイーン、⑪ビービーバーレル、⑯ルフォール、①ストライクショット。
プロフィール

水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。







