水上学の血統トレジャーハンティング

土曜阪神11R シリウスS(G3)(ダート2000m)

◎本命馬
⑬ピオネロ
牡6、栗東・松永幹厩舎、福永騎手

なかなか拮抗したメンバーが揃った。ただ、軽いダートの方が合っている馬、あるいはハンデが軽い時に好走が集まっている馬もいて、本命馬選びは意外とスンナリ決まった。去年2着だった⑬ピオネロを指名したい。

まず阪神ダート2000mは、血統的には芝要素の強めの配合がなぜか合っているコースだ。ピオネロはネオユニヴァース産駒で南米牝系、自身も当初は芝で台頭してきた馬。かといって、軽いダートでないとダメということはない。決め手がない分、持続力を押し出して戦える良馬場のダートで能力が発揮できるようになったということだろう。このところ福永騎手の手を離れていたが、本来はベストパートナーと言っていい存在。今度こそ重賞へ手が届くチャンスだ。

$お宝馬
⑮トップディーヴォ

道悪ダートでは6戦して4勝、2着2回と連対を外したことがないが、反対に稍重、良馬場になると勝ち切れない。とはいうものの、【2-0-2-9】というだけで、大きく劣るわけではない。使える脚が短いので、今回あまり縦長にならない展開になりそうなのはいいだろう。単体の種牡馬としてはキングカメハメハ産駒が比較的好走し易い傾向のあるレースであり、また母の父は大種牡馬デピュティミニスター。ムラだがハマれば面白い。

上位評価は⑥マスクゾロ⑫ミツバ。押さえは③モルトベーネ⑭タガノゴールド⑤ドラゴンバローズ