水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R NHKマイルC(G1)(芝1600m)

◎本命馬
⑩パクスアメリカーナ
牡3、栗東・中内田厩舎、川田騎手

ラジオ日本をお聞きになれる地域の方で、2月10日の競馬中継で私が担当していた時間帯をお聞きの方の中には、覚えていらっしゃる方がいるかもしれない。こぶし賞のレース回顧で、私はパクスアメリカーナの走りを絶賛し、「NHKマイルCにぜひ無事に駒を進めてほしい」とコメントした。そして現に無事に出てきた以上、やはりこの馬を措いて他に本命はない。

2013年1,2着、15年1,3着、16年3着、17年1着馬が該当するのが「父か母の父にデピュティミニスター系を持つ馬」。今回該当するのは3頭いるが、最も好走度数の多いのがクロフネ産駒。

父クロフネはそもそもこのレースを圧勝し、また全姉ホエールキャプチャはヴィクトリアマイル、東京新聞杯、クイーンCと東京マイル重賞を3勝。父も全姉も栄光を掴んだ東京マイルで、この馬も白く輝く。

$お宝馬
⑯ミスターメロディ
⑰レッドヴェイロン

掟破りのお宝2頭。

まず⑯ミスターメロディ。このレースはダート血統馬、ダート実績馬の激走が目立つのだが、この馬の父スキャットダディは、芝ダート兼用でストームキャット系。そして母の父はデピュティミニスター本体。近親にはクーリンガーもいて、ダート色の濃い血統の穴馬としての魅力が高い。

⑰レッドヴェイロンはアーリントンC上がり最速。兄クラレントは3着、レッドアリオンは4着と、いずれも善戦しており、この牝系とNHKマイルCの相性は間違いなく良い。

相手上位評価は⑨ギベオン⑦タワーオブロンドン④フロンティア③テトラドラクマ。押さえは①カツジ⑪ケイアイノーテック⑭デルタバローズ⑤プリモシーン


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