土曜東京11R 東京スポーツ杯2歳S(G3)(芝1800m)

この10年の勝ち馬のうち、実に7頭がのちにG1を勝つという、名馬への登竜門とはまさにこういうレースを指すと言える質の高い重賞だ。今年も来年が楽しみになる顔ぶれが揃った。
しかし、2011年までと12年以降で、顕著に変わったことがある。11年までは、前走で新馬戦、未勝利戦を勝った素質馬がいきなり勝ち切ることが多かったのだが、12年以降はサトノクラウンだけ。1着馬は前走でオープン特別か重賞で連対してきた馬が大勢を占めている。

血統的には、パワー重視となる。意外にレース上がりが掛かるケースが多く、好位から力でねじ伏せるような勝ち方が目立つ。対して差しならスローの方が決まりやすく、馬群が固まりがちなところを、後ろからジワジワ加速してゴールでトップに乗せてくるような脚が望ましい。
だからこその持続力血統と相性が良いのだろう。欧州型パワー種牡馬を上位に置きたい。

今年は1勝馬に人気が集まりそうだ。その逆を突いて、前走野路菊S勝ちの③カテドラルを狙いたい。
サンデー系のパワー型ハーツクライ産駒で、母父ロックオブジブラルタルとの配合はグレイルと同じ。過去2走は前付けして上がり最速、それも中京→阪神、先行差し→逃げ切りと違う形の舞台、走りに対応しての連勝をマークしている。先々は瞬発力に勝る他馬が上に行くかもしれないが、このレースにおいては優位に立つとみた。

こちらはスタート難があるが、すぐに挽回できる脚がある。前走は直線で二の矢を継いで伸びてきた。父ディープブリランテはこのレースの勝ち馬で、ディープ産駒には珍しい持続力型、母の父カーリアンは欧州型の代表格種牡馬。イメージは合っている。

相手上位は⑦ヴェロックス、⑫ホウオウサーベル、⑮ルヴォルグ。押さえに、⑨ダノンラスター、⑤ヴァンドギャルド、④アガラス、②ニシノデイジー。

[PR] 東大卒・水上学も在籍！馬券検討の第一歩に連対率94.2％の鉄板軸馬も公開【競馬JAPAN】