水上学の血統トレジャーハンティング

土曜東京11R 青葉賞(G2)(芝2400m)

◎本命馬
②リオンリオン
(牡3、栗東・松永幹厩舎、横山典騎手)

このところ、勝ち馬がここで完全燃焼してしまい、ケガやスランプに泣くケースが増えてきた青葉賞。2着馬ではタンタアレグリアやエタリオウが少しは気を吐いているが……。ただ、ここで連対してダービーに出ないことには、栄光を掴むことはできない。今年も見応えある、目一杯の好レースが期待できよう。

狙うのは②リオンリオンだ。かなり近似の血統構成となる叔父トゥザグローリーがこのレース2着、そして全兄ダノンディスタンスが京都新聞杯3着で、ダービー前哨戦の時期に上向く血統。配合からも距離が延びるのは歓迎だ。

そしてアザレア賞と並んで、このレースと相性の良いことで知られる大寒桜賞の勝ち馬である。2013年からは5年連続で3着以内に入っていた。逃げ切れるかというと直線の長い東京では不安もあるのだが、同型はおらず、マークはされても競られることはないだろう。また鞍上の逃げてもたせる腕にも期待したい。

$お宝馬
⑤ピースワンパラディ

マイルで2戦2勝、近親にホエールキャプチャ、パクスアメリカーナとくれば、マイルを使ってきたのも頷ける。ただ、一族にはニッポーテイオー、タレンティドガール、シンコウシングラーらがいる千代田の伝統的な牝系だ。父がジャングルポケットだから、距離は意外ともつはず。1600mでの2戦は共に上がり最速で、展開でなく自力で脚を使えるのが大きい。人気の盲点となっているようで、穴として強調したい。

上位評価は③ランフォザローゼス⑮キタサンバルカン。押さえに①アドマイヤスコール⑥ウーリリ⑪カウディーリョ

明日はもちろん天皇賞(春)。正直、大きな波乱はないと見ているが、少しでも配当妙味が出るような馬を推奨したい。

水上学の「爆穴ハンティング」

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