水上学の血統トレジャーハンティング

日曜京都11R エリザベス女王杯(G1)

◎本命馬
⑰サラキア
(牝4、栗東・池添学厩舎、川田騎手)

今年ほど、有力馬に死角のある女王杯も珍しいのではないか。ラヴズオンリーユーはブランク、ラッキーライラックは長い不振と距離、スカーレットカラーも距離。荒れ目も十分ある。

さらに、女王杯自体が晩成馬の檜舞台。この10年で、クラシックで苦杯を舐めた馬、あるいはここまでG1には縁のなかった馬が台頭しているレースである。

また、近年の連対馬はモズカッチャンを例外として、サンデー系が独占、かつ母欧州血統がスポット。そして勝ち切りなら4歳馬。

これらを総合すると、⑰サラキアとなる。父ディープ、母がドイツ血統でステイヤー型の欧州血統。4歳馬でもある。

ここまで、1800m以下では詰めが甘くなっていて、むしろ2000m以上に向く血統の馬が、やっとふさわしいところを使える。しかも牡馬の強いところに揉まれ続けているのは、近走ではこの馬くらいなものだ。目立たぬ間に力を蓄えて、今回一気に爆発だ。

$お宝馬
③シャドウディーヴァ
(牝3、美浦・斎藤誠厩舎、松山騎手)

サラキアをお宝馬兼用で指名してもいいのだが、魅力十分なこの馬もぜひ推したいということで、お宝馬とする。

血統から距離は明らかに延びた方が良いタイプ。母方も欧州血統。脚をタメての高速上がりでこそ本領発揮で、スロー濃厚のここは向く。前走、合わない小回りでもかなり走れており、コンディションは万全だろう。

相手上位は ⑧クロノジェネシス⑪ラヴズオンリーユー。 押さえに ⑮ミスマンマミーア⑯スカーレットカラー②ラッキーライラック⑫センテリュオ⑩フロンテアクイーンとヒモは手広く採る。

▲▲エリザベス女王杯の出走馬ジャッジ!

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