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野芝得意の一族

2010/8/1

小倉10R 小倉記念(GⅢ) 芝2000m】
注目馬  ⑪バトルバニヤン(牡6、栗東・池江郎厩舎、和田騎手)

夏競馬のうち、新潟(通年)と小倉(夏のみ)は野芝の競馬で行われるということは意外と見逃されがちだ。洋芝のみの北海道、1年の大半を占めるオーバーシードとは異なる野芝巧者というものは、明らかに存在する。ある特定の一族に、野芝を得意とする馬が集まる傾向があるのだ。

そんな一族の1頭が⑪バトルバニヤンだ。
野芝の平坦コースに限ると過去8戦3勝、2着2回。加えて今回は中2週のローテで、これも8戦3勝、2着1回3着1回。
そして兄や甥にあたるサバース、カンパニー、ニューベリー、ゲイル、クラフティゴールド、レニングラードらがいずれも新潟や小倉の夏競馬で勝ち鞍、あるいは重賞3着以内をマークしているのだ。

またジャングルポケット産駒自体の夏場の小倉芝の複勝率も安定している。これはローカルならとにかく走ったトニービンの血の特徴を受け継いでいるのだろう。

相手筆頭はこれも平坦巧者の血が濃い③ナリタクリスタル。そして⑯サンライズベガ、④オースミスパーク、⑩アルコセニョーラ、⑱ニホンピロレガーロ、⑰トーホウレーサー、①スマートギアまで。

なおホワイトピルグリムは札幌記念なら面白かったが、さすがに栗東→函館→栗東→小倉の輸送を短期間に経験したのは厳しいのではないか。アドマイヤオーラはトップハンデに加え、野芝の適性がなさそうだ。