水上学の血統トレジャーハンティング

日曜新潟11R アイビスサマーダッシュ(G3)

◎本命馬
⑩イベリス
(牝4、栗東・角田厩舎、浜中騎手)

直線競馬の王者ライオンボスはいるが、今年はハナを切りたい馬が揃い、激しい展開が予測される。それでも崩れないとは思うが、何かに差されるシーンは想定したい。その場合、台頭するのが⑩イベリスだ。

直線競馬に重要なダート血統の要素は、母方にある。母は芝ダートともに短距離で中堅の活躍をした馬。また母の父ボストンハーバーは、かつての直線競馬向き種牡馬で、本領はダート短距離戦だった。

そしてなにより、半姉ベルカントがこのレースを連覇、かつサマー短距離女王であり、舞台も季節もぴったり。ロードカナロア産駒も昨夏は直線競馬で結果を残している。

問題は半年ぶりのローテだが、テンションの高いタイプで、また乗り込みもしっかりしており、心配しない。むしろそこで嫌われるなら好都合だ。

$お宝馬
⑫ビリーバー
(牝5、美浦・石毛厩舎、杉原騎手)

差し馬から穴っぽいところを探せばこれ。イベリスとは逆に強行ローテだが、タフなミルファームの馬、しかも新潟直線に情熱を傾けるオーナーブリーダーでもある。全妹シャウエンも未勝利馬だったが直線競馬で2,3着のあった馬。斤量は正直キツイが、適性は秘めている。馬場が渋ればなお良しの血統だ。

相手上位は ⑬ライオンボス⑨ジョーカナチャン⑧ダイメイプリンセス。 押さえに ⑤ナランフレグ⑭ゴールドクイーン⑦レジーナフォルテ

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