水上学の血統トレジャーハンティング

土曜新潟11R 新潟日報賞

◎本命馬
⑮ムーンチャイム
(牝5、栗東・千田厩舎、福永騎手)

新型コロナウイルスの感染状況にはまだ出口が見えないが、競馬界には朗報が届いた。8月15日から、新潟競馬のみ有観客開催を再開するというニュース。詳しくはJRAの発表をご覧頂きたいが、県内在住者対象の予約販売限定で、席数は600。通行エリアは大幅に制限されるとのこと。ひとまず前進したことは確かだ。

その新潟、明日のメインは新潟日報賞。内回りの芝1400mコースは、ペース次第で結果が全く変わってしまう難解な部分はあるが、基本的に夏の野芝内回りではスピードの持続力が問われ、上がりが掛かるのが常だ。狙いたいのは1200mなら中山、1400mなら直線平坦がベターのアドマイヤムーン産駒、⑮ムーンチャイムだ。

ここまで3勝を挙げているが、いずれも自身の上がりは34秒台後半から35秒前後での差し切りであり、上がりが掛かった方が走れるのは明白。現在オープンのロケットとは勝ったり負けたり、また当該コースオープン勝ちのアルーシャとも小差の競馬をしていた馬で、能力はこのクラスを勝てるだけのものは持っている。

直近勝利がマイルのために、マイルを使われることが近走多かったが、本来は1400mベストなのも明らか。血統から適性ありと判断できる新潟1400mなら、勝ち切りまで期待できるとみる。

$お宝馬
⑬シトラスノート
(牝4、栗東・石坂正厩舎、西村淳騎手)

母エピセアロームは、夏場のスプリント重賞で活躍した馬。そして近親にサクラローレルやカポーティスターらがいる渋い牝系。叔母アッラサルーテは、同じ夏の新潟1400mで500万勝ち、1000万2着があった。かなり適性が高い血筋で、魅力ある穴馬だ。

相手上位は ⑦レノーア④セプタリアン③ジョーアラビカ。 押さえに ②ミュージアムヒル⑧ドルチャーリオ⑤レジーナドーロ①アフランシール

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