水上学の血統トレジャーハンティング

日曜京都11R 京都大賞典(G2)

◎本命馬
⑰キングオブコージ
(牡4、栗東・安田翔厩、横山典騎手)

京都は東京より天候回復が早そうで、日曜メインの時間帯は良馬場に近い稍重くらいにはなりそうだ。ただ例年より時計が掛かるコンディションになるのは間違いない。

充実一途、古馬の上がり馬としては今年上半期最大の存在なのが⑰キングオブコージ。ジャパンC出走へ向けて、ここまではノンストップで駆け上がりたいところだろう。

母方の血統で距離適性が決まるロードカナロア産駒、母がガリレオ×インディアンリッジという配合は、これくらいの距離がベスト。また時計の掛かる芝もガリレオなら大歓迎。外回りの2400なら枠の有利不利もない。そして当レースで近年勝ち切りの多いキングマンボ系でもある。

問題は57キロだが、この斤量で泣いていては先が無くなる。休み明けも走れるタイプだし、連軸として堅いとみた。

$お宝馬
⑯ミスマンマミーア
(牝5、栗東・寺島厩舎、池添騎手)

馬場回復は遅れてほしい血統だが、京都外回りは今やタニノギムレット産駒にとって唯一の仕事場となっている。

ミスマンマミーアは、ゴール前1F以上が平坦で、かつ距離2200m以上のレースなら【2-0-1-3】で、4着以下3回のうち1回は小差4着と安定している。それ以外の2回はG1と、掛かって前に行ってしまったレースであり、敗因はハッキリしているのだ。今回は格上の馬たちに休み明けや京都適性で見劣るなど、付けこむ隙のある馬が多く、京都2400mで複穴としての期待は持っていい。

相手上位は ⑮パフォーマプロミス①ダンビュライト②キセキ。 押さえに ⑥ステイフーリッシュ③シルヴァンシャー

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