
- 7月27日 中京11R 東海S(G3)
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お宝馬$インユアパレス(3人気) 2着
今走もしっかりと好走見せました!
- 7月13日 福島11R 七夕賞(G3)
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本命馬◎ドゥラドーレス(1人気) 2着
実績に違わぬ走りを展開!
春天は春の嵐
2011/5/1(日)
春天は春の嵐
2011/5/1
【京都11R 天皇賞・春 (GⅠ) 芝3200m】
注目馬 ①ビートブラック(牡4、栗東・中村厩舎、岩田騎手)
マクリたい馬が目立ってスタミナが問われそうなこと、そして日曜の雨予報。人気の④ローズキングダム、⑨トゥザグローリーらはスローからの瞬発力比べに強く、今回は血統に加え、展開も馬場もプラスではない。ここは大穴を狙う。①ビートブラックだ。
父ミスキャストがここ10年の当レースと相性の良いグレイソヴリン系トニービンの血を引いており(サンデー×トニービン牝馬)、またサンデー×トニービン配合は、種牡馬としてアドマイヤベガが当レースの5着以内馬を2頭、また競走馬として5着以内馬をリンカーンはじめ4頭送り込んでいる。
母方はブライアンズタイム×ブラッシンググルーム系の配合で、これはマヤノトップガンと同じ。スタミナだけでなく、中距離での切れる競馬もできる血統だ。道悪も問題ない。
上位は拮抗しており、まずは⑮エイシンフラッシュだが、ただ脚を必要以上にタメられると届かないかもしれない。あとは⑬ジャミールがウイリアムスの積極騎乗で面白いし、2年連続連対中の⑧マイネルキッツとここまでがボックスで買いたい馬たちだ。
あとは③ナムラクレセント、⑱コスモメドウ、⑫コスモヘレノス、⑩トーセンクラウン。
なお④ローズキングダムは押さえまで、⑨トゥザグローリー、⑥ペルーサ、②ヒルノダムールらはいずれも距離不安で軽視。仏国馬⑤ジェントゥーは不良馬場にまで悪化したら押さえたいが、日本の稍重までの芝なら厳しい。なお重馬場以下に悪化したらトーセンクラウンの評価を上げる。


プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。