
- 8月3日 札幌11R クイーンS(G3)
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本命馬◎アルジーヌ(1人気) 1着
昨年の雪辱を果たす優勝劇!
- 8月3日 新潟11R アイビスSD(G3)
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本命馬◎ピューロマジック(2人気) 1着
前走の経験を活かした見事な末脚!
絶好の穴馬発見!?
2010/2/20(土)
絶好の穴馬発見!?
2010/2/20
【京都9R こぶし賞 芝1600m(内)】
注目馬 ⑥テイエムキングダム(牡3、栗東・柴田見厩舎、浜中騎手)
このレースでは、冷静に馬柱を見れば能力があることが分かるのに、なぜか全く無視されているという穴馬がいる。もちろん、何紙かコメントを見たが、調教もソコソコ動いており、体調に問題ありということもなさそうだ。ならばここから狙って夢を見る。それが⑥テイエムキングダムだ。
まず人気と目される馬との比較で見てみよう。
③オウケンサクラは実績なら断然だが、ここまで千八以上の経験しかなく、マイル、しかも急がされる内回りでは取りこぼすおそれがある。血統的にも父がバゴでは、スピードでは不安あり。さらにフレグモーネ明けで予定を延ばしての出走でもある。 続いて⑤ゲシュタルトだが、この内回り京都マイルで新馬戦を勝っているものの、勝ちタイムは翌日テイエムが同じコースで3着となった未勝利戦での走破タイムに0秒8も劣っている。前走の同コース勝ちは1分36秒4と平凡だが、この日は雨の影響を強く受けており、マイルで0秒6前後掛かっていた。これを思えばそれほど悪いタイムではない。
ということで、テイエムより上の可能性があると断言できるのは、⑦セレスロンディーと⑫エーシンウェズンくらいのものだとみている。
テイエムキングダムは、マイルも小回りコースも得意とするキングヘイロー産駒であり、おまけにここ2週大爆発している「リファール系」でもある。さらに従兄にジャングルポケットがおり、牝系のポテンシャルも高い。血統派なら絶好の狙いを立てる馬である。
相手には⑫エーシンウェズン、⑦セレスロンディー、③オウケンサクラ、⑤ゲシュタルトの人気馬を。もう1頭押さえるならば⑧アグネスジャスパー。


プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。