水上学の血統トレジャーハンティング

土曜東京11R サウジアラビアロイヤルC(重賞・芝1600m)

◎本命馬
⑨ハレルヤボーイ
(牡2、美浦・田村厩舎、北村宏騎手)

去年までのいちょうS。来年からは元の名前に戻るのかどうか分からないが、いちょうSは70年代から、その後の活躍馬、時には歴史的名馬を送り出すこともある重要なレース。今年も粒が揃った。

直線の長い、軽い新潟外回りで出してきた上がりの速さに目を奪われがちだが、東京の開幕週は意外とパワーが必要で、切れ味だけでは通用しない。32秒台の推定上がりを出して人気の⑪アストラエンブレム、⑫イモータルは過信せずに相手どころへ回し、ここで抜擢するのは⑨ハレルヤボーイだ。

上がりの出にくい、パワーの要る中山マイルで、2歳馬が34秒3を9月の時点で出したこと、そして追い込んで一気に1秒近く突き放したことを評価。
タフで使われながら強くなっていく在来牝系で、一族にはナリタタイセイやファイトガリバーらがいる古いもの。何より、父トーセンファントムも特別時代のこのレースの勝ち馬である。

相手上位には上記の⑪アストラエンブレム⑫イモータル2頭に加え、同じトーセンファントム産駒の⑥ブレイブスマッシュ。連対ならここまでのマークで良いのではないだろうか。

なお、お宝馬に値するほど、人気薄に魅力ある馬が見当たらず、今回のお宝馬は「なし」とさせていただく。