1月14日は成人の日である。我らが阪神タイガースも、入団3年目の才木浩人投手や浜地真澄投手が新成人世代だ。共に大きな期待が掛けられている投手で、今季一軍で6勝10敗の成績を残した才木投手は二桁勝利が求められる。浜地投手は二軍で防御率1.00という素晴らしい成績を残しており、来季の飛躍が期待される。

パ・リーグのオリックスから西勇輝投手を獲得したため、人的補償として若手の竹安大知投手を放出することになったが、今の阪神は若手有望株の宝庫。前述の2名に加え、左の有望株高橋遥人投手に、昨日入籍を発表した谷川昌希投手、すでにベテランの風格すらある青柳晃洋投手、そして阪神タイガースを背負う存在になることを期待されている藤浪晋太郎投手……。2、3年後、投手王国として12球団一の投手陣が完成する可能性は決して低くない。


3日間開催も最終日。中山11R・京成杯が行われる。近5年のレース前半3F平均タイムは36.3。一見スローペースなのだが、レース上がり3F平均タイムは36.3。流れが遅い割に上がりも掛かっている。3歳になりたての頃に中山2000mという舞台は負荷が大きい。そのため持続力勝負になりやすいのだ。

昨年の2歳重賞でレベルが高かったレースに、札幌2歳Sが挙げられる。勝ち馬ニシノデイジーがその後東京スポーツ杯2歳S1着、ホープフルS3着。3着のクラージュゲリエも京都2歳Sを勝った。36.0-37.6という持続力を問われた札幌2歳Sで2着だったのが◎ナイママである。

ナイママの父はダノンバラード。ディープインパクト産駒ではあるが、36.0-36.3と上がりの掛かったAJCCを制し、34.7-38.0と思いっきり上がりの掛かった宝塚記念で2着になるような、切れ味より持続力に富んだタイプであった。ナイママもその血を受け継いでおり、持続力勝負となった札幌2歳Sもしぶとく食い下がっている。母父はダービー馬ジャングルポケット、母母父はスタミナ豊富なブライアンズタイムと、上がりが掛かることはなんら問題ない。

前走の東京スポーツ杯2歳Sは13着に大敗しているが、上位3頭の道中の位置取りを見ると、

1着ニシノデイジー  8-9-9
2着アガラス     12-13-13
3着ヴァンドギャルド 8-10-9

と差し競馬になったレースで、4角2番手だったクリノガウディーが次走、G1朝日杯FSで2着に食い込んだように、狙いはこのレースで先行して垂れた馬。ナイママは4角3番手。レースラップは札幌2歳Sとまるで違うことから、十分巻き返しが利く内容であった。加えて初めての左回りで挙動も怪しかった。今回右回りに替わる点はプラスと言える。

葉牡丹賞はレコード決着。あの日の中山競馬場は開幕週で、平均より1.5秒以上速い芝だった。今の中山芝はそこから2秒近く時計の掛かる馬場となっているため、直結するかどうかはペース、展開にもよるだろう。昔から重厚な血統が来やすいレースだけに、ハービンジャー産駒などにも注意を払っておきたい。

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京都11R・淀短距離Sは毎年先行馬と内枠の差し馬で決まる場合が多い。京都芝1200mはスタートしてすぐに上り坂のため、ペースアップが望めないためだ。ただ今年の京都芝はパワーを求められること、徹底先行型の馬がいることから、狙いは内枠の差し馬。◎ビップライブリーは前走のタンザナイトSで内枠からロスなく運んで3着と好走。直線の挙動を見る限り、近くにラチがあったほうが走りやすいタイプだと推測している。今回は名手武豊騎手にスイッチし、1番枠を引くことができた。互角のゲートを切れればチャンスはありそうだ。


中山10R・ジャニュアリーSは◎オールドベイリー。カペラSは馬場の影響もあり、内枠と前有利。その流れを差し切ったコパノキッキングは強い。話を戻すと、オールドベイリーは内枠だったにも関わらずラチ沿いではなく、やや外目に誘導した。道中砂を被ったのか頭を上げる面もあり、スムーズさを欠いていた。「スタートで待たされましたが、我慢してくれました。結果論ですが、腹をくくってキタサンミカヅキのいた内のポジションをとっても良かったのかもしれません」と鞍上も言っていたように、消化不良の一戦と言っていいだろう。カペラSより時計の掛かる馬場はプラスと見る。

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