ここ最近、我らが阪神タイガースはジェットコースターのような戦績が続いている。先週日曜、広島カープ相手に西勇輝投手が完封勝利を挙げると、続く今週火曜の横浜DeNAベイスターズ戦では落球により8回に6点をとって逆転勝ちと盆と正月とクリスマスが一気に来たような状況。しかし水曜のベイスターズ戦では濵口遥大投手に1安打完封されてしまった。

木曜終了時点で、阪神は5勝7敗。気分的には今シーズン2勝10敗ペースだけに、そう考えれば3勝分得したとも考えられる。そういう気分でないとやっていけない。


今週の中央競馬の話に移ろう。


阪神11R・アーリントンCは例年開幕週だったところを、昨年から4月の半ばに開催が移った。ところが昨年、勝ったタワーオブロンドンの勝ち時計1.33.4はレースレコードである。これはラブカンプーがこのレースで過去2番目に速い前半3F34.5のタイムで逃げたことにより誘発された。もちろんタワーオブロンドン、パクスアメリカーナ、レッドヴェイロン、インディチャンプと上位が強かった影響もあるが。

タワーの父はレイヴンズパス。数多くのダート馬を送り出したミスプロ系イルーシヴクオリティの産駒である。2着パクスアメリカーナの父はクロフネ。ペースが速くなるほど、より末脚の持続力の重要性が高まり、芝だけでなくダートも走れるような種牡馬の仔が有利になるのではないか。

1頭気になる馬がいる。◎ユニコーンライオンだ。父は芝でもダートでも活躍馬を輩出するストームキャット系スキャットダディ。自身もフランスの芝短距離G1・モルニ賞を制した後、アメリカでダートのG2・スウェイルSを制したように芝ダート兼用を思わせるところがあった。

ユニコーンライオンの前走・スプリングS11着は出遅れの影響が大きい。父がモルニ賞勝ち馬だけに、距離短縮はいいほうに出る可能性がある。2走前のつばき賞で前後半3Fがそれぞれ34.8-36.6という後傾の持続力勝負を、4コーナー2番手から押し切りかけたあたり、持続力も相当なものを感じる。一発を狙いたい。


中山11R・中山グランドジャンプは中山の4250m大障害コースで開催される。残り1200m地点を過ぎても障害コースを走ったままで、4コーナーでダートコースを横切り、直線の芝コースに入り、直線に障害はない中山大障害4100mと違い、グランドジャンプは、残り1200m地点から芝の外回りコースに入り、最後の直線で坂の手前で障害を飛越した後、坂を上ってゴールを目指す。

グランドジャンプのほうが距離は長いものの、最後の直線に障害がある分、差し馬も減速せざるを得なくなり前の馬が残りやすい。中山大障害は最後の直線に障害がないことから、グランドジャンプより距離が短くとも差しが入る。ということで中山大障害は◎タイセイドリームとした。実際落馬したアップトゥデイトの外を回りながら、勝ったニホンピロバロンをハナ差まで追い詰め、あと一歩で勝利という好内容である。

普通に考えれば中山大障害向きのタイセイドリームなのだが、前走の阪神スプリングジャンプではなんと2番手につけ、途中からは先頭を奪うという戦法にモデルチェンジ。最後はオジュウチョウサンに交わされるも、以前と比べても先行して脚を使えるようになってきた。9歳にして本格化の気配が漂う。ということで、中山グランドジャンプでも◎タイセイドリームを敢行する。但し、障害に戻って2走目の王者オジュウチョウサンはさすがに相手筆頭評価としたい。


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