
競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【ドバイ国際競走】王者を目指すフォーエバーヤングを倒す可能性もある伏兵!?
2025/4/5(土)
ドバイ国際競走
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ドバイゴールデンシャヒーン(G1・ダ1200m)4月6日 0:40発走 メイダン競馬場日本馬の評価△リメイクリヤドダートスプリントは後方からいつものように伸びず7着。サウジカップデーのキングアブドゥルアジーズ競馬場のダートが前有利だったにしても、さすがに内容に乏しい。能力は高いだけに巻き返しに期待したいものの、メイダンの1200mは簡単に差しが入らないコースでもある。昨年も不利があったとはいえサウジから着順を落としていた。
根岸Sは5着だったものの、今は1200mのほうが合うタイプだけに距離短縮は歓迎。海外勢はテンの速い馬が多く、ハイペースも間違いないだけに本来展開は向く。ただしメイダンのダートは簡単に前が止まらず、海外勢が競り合って簡単に止まるとは思いづらい。ペースに恵まれても届く可能性はそこまで高くないと考える。
3歳でゴールデンシャヒーンに参戦するレアケース。ダート1200mでは日本の同世代が勝負にならないほど圧倒的なスピードを見せており、前走マハブアルシマールでも先行するなど将来が楽しみなレースを見せている。ただ今回は真ん中の枠で外も速いというメンバー。マイペースで先行できるかというと難しいのではないか。
外国馬の評価◎ストレートノーチェイサー昨年のBCスプリント優勝馬で、前走のリヤドダートスプリントは楽に後続を突き放して圧勝と、現在アメリカでもっとも強いスプリンターと言っても過言ではない。楽にハナを取り切るスピードはメンバー随一。同型のタズより外の枠を引けたこともプラスで、スタートが決まればここも最有力候補。
○ナカトミ昨年のゴールデンシャヒーン3着馬で、決め手のある一頭。ハイペースは歓迎。外目の揉まれない枠を引けただけに評価を落とせないが、ゴールデンシャヒーンが今年初戦になるように使っていない点がマイナスポイント。状態面が整っていれば、という注釈付きになる。
▲タズ昨年のゴールデンシャヒーン優勝馬で、この1年負けていない現地のエーススプリンター。前半から突っ込んで入って粘れる馬で、メイダンの適性も高い。ただし直線で内ラチをうまく使いたいタイプでもあり、相手が強化されるほど競馬が難しくなるタイプ。前哨戦のマハブアルシマールからメンバーが強化され、自分の形になるかどうか。
△スーパーチャウアメリカンステージの半兄という血統。前走アメリカのリステッドを勝ってここに参戦する。ただこれまでとは相手が大きく変わり、2、3段階ほど相手強化されるだけに分が悪そうだ。内目の枠を引いてしまい、タズやストリートノーチェイサーが自身より外にいるのはマイナス。