
競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【川崎記念】ようやくやってきた狙い時!久々の勝利へ条件は揃った!
2025/4/8(火)

出走馬&展望
勝利自体は23年帝王賞以来ないものの、今回は面白そう。まず明確な先行馬が2頭おり、この条件としてはペースが流れそうで展開が向きそうなこと。これだけでも大きい。
そしてここ最近は忙しい東京1600mのフェブラリーS、サウジカップ取消明けで調整が間に合っていなかった帝王賞と、掲示板に載れなかったレースはいずれも敗因がある。最近の中では順調に来ている今回は期待したい。
距離不足と見られていたフェブラリーSは、内から鋭く伸びて2着と力のあるところを見せた。今回が転厩初戦となるものの、距離延長は大歓迎。以前大井のジャパンダートクラシックで3着だった際に、武豊騎手が"左回り向き"と話していた馬。左回りの中長距離は外さないと見て、こちらも上位評価としたい。
ダイオライト記念でも牡馬相手に2着に食い込む実力馬。2走前の東京大賞典で5着だったように大井の2000mでは若干分が悪いものの、小回りならその持ち味が生きる。今回は川田騎手が騎乗停止で急遽モレイラ騎手に乗り替わるが、見た目以上に乗り難しそうなところがあること、外目の枠を引いたのが不安材料だ。
そしてここ最近は忙しい東京1600mのフェブラリーS、サウジカップ取消明けで調整が間に合っていなかった帝王賞と、掲示板に載れなかったレースはいずれも敗因がある。最近の中では順調に来ている今回は期待したい。
距離不足と見られていたフェブラリーSは、内から鋭く伸びて2着と力のあるところを見せた。今回が転厩初戦となるものの、距離延長は大歓迎。以前大井のジャパンダートクラシックで3着だった際に、武豊騎手が"左回り向き"と話していた馬。左回りの中長距離は外さないと見て、こちらも上位評価としたい。
▲ディクテオン
浦和記念など交流重賞を3勝している馬で、これが転入2戦目になる。転入初戦だったダイオライト記念は4着だったものの、自分の形にならなかった。昨年のダイオライト記念もそうだったが、船橋2400mのコース形状があまり合っていない印象。今回も自分の形になるか疑問なところだが、内を立ち回れば一角崩しがあってもいい。
☆キリンジ
3走前のJBCクラシックでも離されながら3着に入るなど、能力の高い馬。2走前の大井の転入初戦も圧勝だった。ダイオライト記念は大きく離された5着だったものの、広い船橋の2400mより、川崎の狭いコースの2100mのほうが合うかもしれない。穴で押さえたい馬だ。
ダイオライト記念でも牡馬相手に2着に食い込む実力馬。2走前の東京大賞典で5着だったように大井の2000mでは若干分が悪いものの、小回りならその持ち味が生きる。今回は川田騎手が騎乗停止で急遽モレイラ騎手に乗り替わるが、見た目以上に乗り難しそうなところがあること、外目の枠を引いたのが不安材料だ。
△ライトウォーリア
昨年の川崎記念を逃げ切った後は勝利がない。韓国遠征であったり、逃げる形が取れなかったりといずれも敗因はある。前走も58kgを背負い、自分の形に持ち込めなかった。今回の鍵は外にメイショウフンジンがいること。相手も絶対引かない。その中で自分の競馬の形に持ち込めるかがポイント。
プロフィール
佐藤ワタル - Wataru Sato
1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。