かしわ記念
(Jpn1・ダ1600m)
5月5日 20:50発走 船橋競馬場

出走馬&展望

安定感抜群の一頭で、昨年秋から本格化。使うごとに馬体も大きくり、成長著しい。かきつばた記念も初の右回りをこなすなど本格化している。

根岸Sではコスタノヴァに離された2着だったものの、不利もありながらの結果だったことを考えれば、スムーズであれば着差はもっと縮まったはず。かしわ記念はどちらかというと1400m以下の好走履歴を持つ馬が上位に進出しやすいことを考えると、初めてのマイルでも面白い。

今年のフェブラリーSを勝っている馬で、ここ2戦はどちらも完勝だった。引き続き左回りという条件で3連勝を狙う立場だが、今回はコーナーが4つに増える。理想は前走のようなコーナーが2つの競馬場だろう。取りこぼすとしたらコーナー4つの競馬に不慣れであること、初の船橋の砂であることか。

昨年このレースを勝っており、船橋の砂にすでに対応している点は強調材料になる。黒船賞は圧巻の内容で、7歳になっても力は衰えていない。昨年のかしわ記念はマイペースの逃げ。できることなら今回も同じ展開に持ち込みたいが、59kgから57kgに斤量が減る点などはいい。その分行き脚をつけ、うまく先行したい。

フェブラリーSは8着だったものの、根岸Sで落馬競走中止だった直後のレースだったこともあり、調整も難しかったと思われる。

芝スタートよりもダートスタートのほうが流れに乗れる感じになっており、JBCスプリントのように自力で動けるような形ならまだやれていいのではないか。種牡馬入りを延期した分、まだ衰えはそこまでではないと見る。