さきたま杯
(Jpn1・ダ1400m)
6月25日 18:50発走 浦和競馬場

出走馬&展望

チカッパ 武豊騎手
まだG1勝ちこそないものの、昨年秋のJBCスプリントで2着に入るなど、展開一つでG1タイトルを手にできるくらいの能力はある。

前走の10着はサウジアラビア遠征で周りの馬も速く、2走前のカペラSは芝スタートのダート1200m。ダートスタートの1400m実績があることを考えれば、この距離延長はプラス材料ではないか。内枠がゴチャつく競馬になれば外の優位性が増してくると見る。

シャマル 川須栄彦騎手
さきたま杯はG2時代の2022年から参戦しているベテラン。一時期調子を崩していたものの、持ち直してかしわ記念を連覇した。

休み明けより使っていっていい馬だけに、詰まったローテもそこまで気にならない。浦和の1400mは1コーナーまでのポジション争いが激しいだけに内枠は気になるが、スタートが決まれば今年もある程度上位に食い込んできそうだ。

コスタノヴァ C.ルメール騎手
今年のフェブラリーSの覇者。かしわ記念は3着だったものの、初めてのコーナー4つのマイルコースでもあり、展開もやや合わなかった印象を受ける。

1400mでは根岸Sを圧勝しているように、距離短縮自体は歓迎材料のはず。コーナー4つのコースよりコーナー2つのコースのほうが乗りやすい印象が強く、序盤からポジション争いが激しい、ゴチャつきやすい浦和の1400mがどうか。

ムエックス 張田昂騎手
中央の3勝クラスを勝ち切れずに船橋に転入したのが今から1年半前。勝ち星を重ね、今や南関のマイル戦線でも上位の1頭となった。

2走前のブリリアントCは1800m。近走は以前より距離適性も短くなっており、スピードを生かす競馬のほうが合っている。そのため1400m~1600mが現在のベスト。有力馬が内に固まってリスクのある競馬となりそうなだけに、一角崩しがあってもいい。

エンペラーワケア 川田将雅騎手
良質のスピードを持つ馬で、そのスピードはG1でも通用していいものがある。やはり今回課題になってくるのは最内枠。

2走前のフェブラリーSは最内枠から5着だったものの、緩いコーナーの東京だった。揉まれ弱いというよりも窮屈な競馬になると怖いタイプの馬で、外目の枠に入った時より信頼度は落ちる。