インターナショナルステークス
(G1・芝2050m)
8月20日(水) 23:35発走 ヨーク競馬場

★

JAPAN日本馬の評価

ダノンデサイル
前走のドバイシーマクラシックではスローペースの中、馬群の内目で脚を溜め、直線豪快に伸びて差し切り完勝した。2着に下したカランダガンは先月末に夏の大一番である"キングジョージ"を勝っており、そんな強豪相手に決定的な差をつけたように能力はここでも上位。

ヨーク競馬場のスタイルは日本に近いものがあるため、初コースでも問題はなさそうだ。ただ少々間隔が空いている点を考慮したい。

JAPAN外国馬の評価

オンブズマン
今年のプリンスオブウェールズSの覇者。このレースは直線で前がふさがり進路がなかったところを、外に切り換えてから一気に伸びるという豪快なレースだった。

前走のエクリプスSは一旦先頭に立ちながら、ドラクロワに差されててしまった。ドラクロワ側に不利があったため着差以上の差はあったものの、直線早く抜け出し過ぎて目標がなくなってしまった影響もある。

今回は同馬主のバーキャッスルが"目標"として登録されており、しかもドラクロワとの斤量差が詰まるとなれば、逆転の可能性も十分あると考えられる。

ドラクロワ
英ダービーは後方追走から届かなかったものの、母が名マイラーのテピンであることを踏まえれば単純に距離が長かった可能性が高い。

実際距離を短縮した前走のエクリプスSは前がふさがり何度も不利を受ける中、直線大外から豪快に伸びて前を捉えてた。直線の長いヨーク競馬場は向きそうで、再度ここでも上位に入る力のある馬だろう。

シーザファイア
まだG1勝ちこそないものの、2歳時からG1にて安定したレースを見せている馬で、3走前にこのコースのミドルトンSで2着に12馬身の大きな差をつけて圧勝した経歴のあるヨーク巧者。

前走のナッソーSは不良馬場で、かなりスタミナを使うグッドウッド競馬場でのものだった。ヨークに舞台を移すのは歓迎。一角崩しを狙う。

ダリズ
フランスからの参戦になる。今年の春にデビューして以降、ここまで4戦4勝。まだ底を見せていない。ただ前走のフランスG2からさすがにかなりの相手強化となる。底を見せていない魅力はあれど、ここは静観したい。