新潟記念

小倉2歳S

札幌2歳S

アストラエンブレム

(牡4、美浦・小島茂厩舎)

ダイワメジャー
ブラックエンブレム
母父ウォーエンブレム
通算成績12戦5勝
連対時平均馬体重462kg (最高:470kg) (最低:454kg)
前走時馬体重470kg
POINTベタ蹄で蹄底がやや薄いタイプ。高速馬場、良馬場向きの脚元をしている。体型的にはマイルがベストといった印象で、2000mは気持ち長い。それでもバランスの良い立ち姿を見せており、能力は高そう。欲を言えばもう少しトモの厚みが出てきて欲しいところではある。間隔が空いたが太め感もなくキッチリ仕上がっており、力は発揮できる状態。距離をこなせれば上位争い。

ウインガナドル

(牡3、美浦・上原厩舎)

ステイゴールド
タイムフェアレディ
母父メジロマックイーン
通算成績8戦2勝
連対時平均馬体重456kg (最高:462kg) (最低:452kg)
前走時馬体重454kg
POINTステイゴールド産駒らしい折りの深い飛節。牡馬にしてはコンパクトな造りで、機動力がありそう。その一方、長く脚を使う外回りコースへの適性が問われそうだ。蹄底自体はそこまで厚くないものの、蹄自体が立っているので馬場は不問でこなせそう。3歳馬だけに今が伸び盛りといった印象で、毛艶も光っているように体調はかなり良さそうだ。相手関係が未知数も、通用してもいい。
今週のイチオシ

タツゴウゲキ

(牡5、栗東・鮫島厩舎)

マーベラスサンデー
ニシノプルメリア
母父Singspiel
通算成績17戦4勝
重賞勝利 17年小倉記念(G3)
連対時平均馬体重483kg (最高:494kg) (最低:470kg)
前走時馬体重482kg
POINTトモのボリューム感は素晴らしいものがあり、馬体の張りはピカイチ。父は現役時代、連勝でスターダムを駆け上がったが、この馬も覚醒したと見て良いのでは。福島→小倉→新潟とハードなローテーションになるが、毛艶も抜群で体調は文句なし。肋骨が薄っすら感じ取れるベストな仕上がりと見て良いだろう。小回り2000mに実績が偏るものの、この充実度なら外回りコースもこなせるはず。サマーシリーズ王者に一番近い存在と見た。

トーセンバジル

(牡5、栗東・藤原英厩舎)

ハービンジャー
ケアレスウィスパー
母父フジキセキ
通算成績15戦5勝
連対時平均馬体重472kg (最高:480kg) (最低:462kg)
前走時馬体重480kg
POINTこの馬もどんどん馬体面で良化が感じられる1頭。筋肉は彫刻のように引き締まっており、特に胸前の発達は素晴らしいものがある。ハービンジャー産駒はトモの緩いことで知られているが、だいぶしっかりとしてきた印象。ただ重厚感を感じる馬体のシルエットだけに、ベストの距離はもう少し長いところにありそう。2000mのスピード、切れに対応できるかがカギ。休み明けだがキッチリと仕上がっており、いきなり能力全開だ。

マイネルスフェーン

(牡3、美浦・手塚厩舎)

ステイゴールド
マイネジャーダ
母父Jade Robbery
通算成績11戦1勝
連対時平均馬体重436kg (最高:438kg) (最低:432kg)
前走時馬体重454kg
POINTステイゴールド産駒らしいコンパクトにまとまった馬。器用さがある馬なので、どちらかというと小回り向き。デビュー時から30キロほど馬体重が増えて、かなりたくましくなってきた。全体のフォルムを見た雰囲気では、距離は長い方が良さそう。将来的に長距離を使ってきたら注目したい1頭。今回はメンバーも強くなるので、試金石の一戦。使い込んでもへこたれない面があるので、ここを使ってから良くなりそうではある。

マイネルフロスト

(牡6、美浦・高木登厩舎)

ブラックタイド
スリースノーグラス
母父グラスワンダー
通算成績32戦4勝
重賞勝利 14年毎日杯(G3)
連対時平均馬体重483kg (最高:496kg) (最低:464kg)
前走時馬体重496kg
POINT胴が長く、一見して緩く見えるシルエット。切れる脚は使えないが長く良い脚を使えるタイプ。それだけに極端な瞬発力勝負は苦手としており、新潟外回りでは展開に左右される面が出て来るかも。できれば先行するのがベスト。6歳で上積みはさほど見受けられないが、状態はしっかりと維持しており、調子落ちは感じられない。ここでも上位争いは可能だろう。

ルミナスウォリアー

(牡6、美浦・和田郎厩舎)

メイショウサムソン
ルミナスハッピー
母父アグネスタキオン
通算成績22戦6勝
重賞勝利 17年函館記念(G3)
連対時平均馬体重470kg (最高:482kg) (最低:456kg)
前走時馬体重478kg
POINT腹袋の立派なところは父メイショウサムソン譲り。蹄が立っており、道悪でも問題なくこなせるタイプ。以前から見栄えのする馬ではあったが、ここに来て馬っぷりが更に良くなってきた。背中には銭型が浮いてきているのが見え、毛艶も良好で体調は抜群だ。函館からの輸送減りも感じられず、左回りにも実績がある。十分勝ち負けに加わってくるはすだ。二番手評価はこの馬としたい。

バーニングペスカ

(牡2、栗東・松永昌厩舎)

パイロ
メイショウガンツ
母父ダイワメジャー
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重444kg (最高:444kg) (最低:444kg)
前走時馬体重444kg
POINT母の父ダイワメジャー、父パイロでいかにも短距離馬といった体型。2歳夏にしてキ甲も伸びて完成度が高く、筋肉量も多い。曲飛節でテンのダッシュは速く、ポジション取りには困らない。正方形に近いトモはスピード能力の源であり、今回の出走メンバーでも上位の能力を秘めている。夏負けの兆候も見られず、調子も良さそう。この馬を二番手評価としたい。

モズスーパーフレア

(牝2、栗東・音無厩舎)

Speightstown
Christies Treasure
母父Belong to Me
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重470kg (最高:470kg) (最低:470kg)
前走時馬体重470kg
POINT米国血統らしく仕上がり早のタイプで、2歳馬としてはかなり完成度が高い。胴が詰まってやや前傾姿勢をとっているように、短距離向きの体型。脚元を見る限り、将来的にダートにシフトしていく可能性もあるが、現状スピード能力では上位だ。馬体の張りも上々で、体調面でも問題ない状態といって良いだろう。上位争いに期待したい。
今週のイチオシ

ヴァイザー

(牡2、栗東・高橋亮厩舎)

ノヴェリスト
ヴァイスハイト
母父アドマイヤベガ
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重420kg (最高:420kg) (最低:420kg)
前走時馬体重420kg
POINT新種牡馬ノヴェリスト産駒。腹袋が立派なのは父の産駒に共通する特徴で、太め残りなわけではない。父の現役時代から晩成型のイメージが強いが、この馬はすでにキ甲が伸びており、完成度は高い。トモの容量も素晴らしく、筋肉の張りははちきれんばかり。シルエット的にはマイルくらいまでこなせる体型をしているが、スピード豊かなので1200mでも不安なし。勝ち負け必至。

ゴールドクイーン

(牝2、栗東・坂口則厩舎)

シニスターミニスター
サザンギフト
母父タイキシャトル
通算成績2戦2勝
連対時平均馬体重459kg (最高:466kg) (最低:452kg)
前走時馬体重466kg
POINT 【左前脚膝の剥離骨折により回避】
デビュー戦をダートで迎えたように、脚元を見る限りはダート向き。しかし馬体の完成度が高くスピード能力があるので、一概に芝がダメとも言えないだろう。この時期なら通用する可能性が高い。背中と胴のラインが平行に近いので、切れよりも持続力に長けたタイプ。距離に関しては、割と融通が利きそう。馬体の張りも申し分ない状態で、ここでも警戒が必要だ。

カレンシリエージョ

(牝2、栗東・鈴木孝厩舎)

ハービンジャー
ベルアリュール2
母父Numerous
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重460kg (最高:460kg) (最低:460kg)
前走時馬体重460kg
POINTアドマイヤリードの半妹ということもあってシャープな造りの牝馬。姉も早くから素質の片鱗を見せてはいたものの、馬体が増えずに苦労していた。この馬は460キロ程度と馬格があるため、そこまで不安にはならないか。とはいえ現状でも細く映るので、これ以上は減らしたくないところ。毛艶自体は良さそうなので、体調が悪いということではないのだろう。
今週のイチオシ

ファストアプローチ

(牡2、美浦・藤沢和厩舎)

Dawn Approach
ジョリージョコンド
母父Marju
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重532kg (最高:532kg) (最低:532kg)
前走時馬体重532kg
POINT欧州血統らしく、骨格からして大柄な馬。まだキ甲が抜けておらず、腰高の印象も見栄えのする立派な筋肉の持ち主。同じ父系のベストアプローチよりもこちらのほうがスピードタイプに出ており、この時期からでも動けているのではないだろうか。筋肉の張りにはまだまだ良化の余地があるものの、2歳馬でこれだけの馬体を見せることが出来ているのは大きい。仕上がりも問題ない状態であり、勝ち負けが期待できる。

ヴィオトポス

(牝2、美浦・田村厩舎)

マツリダゴッホ
マイネヴィータ
母父ナリタブライアン
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重430kg (最高:430kg) (最低:430kg)
前走時馬体重434kg
POINT飛節の折りが深い父マツリダゴッホ譲りで、この馬も曲飛。長駆短背で距離はある程度融通が利く。肋骨が浮いて見えるように1週前の時点で馬体は出来上がっている。むしろ、これ以上減ってしまうようだと本番で不安が残る。馬体のバランスは良いが、華奢な牝馬で当たり負ける不安も多少ある。毛艶は光って体調は問題ない状態、気で走るところもあるので地力に期待したいところ。

新潟記念

小倉2歳S

札幌2歳S

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