コーディエライト

(牝2、栗東・佐々晶厩舎)

ダイワメジャー
ダークサファイア
母父Out of Place
通算成績4戦1勝
連対時平均馬体重453kg (最高:460kg) (最低:446kg)
前走時馬体重454kg
POINTダイワメジャー産駒の中でもマイル以下に向いたタイプで、イメージ的にはソルヴェイグの若い頃に雰囲気が似ている。素軽いスピードが持ち味の馬で、距離は1600mがギリギリといったところ。スッキリとしたシルエットで太め感はないが、毛艶は新潟2歳S前のほうが冴えていた印象。トモの肉付きももう少しアップしてきて欲しかった。今回は押さえ評価まで。

サヤカチャン

(牝2、栗東・田所秀厩舎)

リーチザクラウン
アップルトウショウ
母父アンバーシヤダイ
通算成績6戦1勝
連対時平均馬体重447kg (最高:454kg) (最低:440kg)
前走時馬体重454kg
POINTかなり折りの深い曲飛。飛節が伸びない分、スパッと切れる脚は使えないが、ピッチが狭い分テンのダッシュは速い。背中と胴回りのラインも平行に近く、馬体の特徴を生かすにはやはり先行するのが良いだろう。未完成な部分も多いが、肩周りには血管がハッキリと浮き出ており、馬体の張りはなかなかのもの。展開次第で連続好走も可能では。

ソシアルクラブ

(牝2、栗東・池添学厩舎)

キングカメハメハ
ブエナビスタ
母父スペシャルウィーク
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重470kg (最高:470kg) (最低:470kg)
前走時馬体重470kg
POINT全姉のコロナシオン、母のブエナビスタともまた違う形の造り。コロナシオンは胴回りがコロンとして全体のシルエットも正方形に近かったが、この馬は一度使われたこともあるが、全体的にスッキリとした体型で、距離も融通が利きそう。前後のバランスも良く、素質の高さを感じる。脚も長く、フットワークも綺麗な馬なので、末脚勝負になる阪神の外回りは合っていそう。1勝馬だが上位に食い込めるだけのポテンシャルを秘めている。

ナディア

(牝2、栗東・笹田厩舎)

ノヴェリスト
カスクドール
母父ダンスインザダーク
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重405kg (最高:406kg) (最低:404kg)
前走時馬体重406kg
POINT胴がやや詰まった正方形のシルエット。まだ腰高で成長の余地は残しているが、骨格に対しての筋肉量は現時点でも評価できるもの。胴の長さから距離はマイルくらいまでに適性がありそう。背中に薬を塗ったような跡が見られるが、全体的に毛艶も良く、体調は悪くない。蹄が薄いので馬場は渋ってほしくないところ。脚も骨格の割に長く、良馬場でこそ末脚が生きる。

マウレア

(牝2、美浦・手塚厩舎)

ディープインパクト
バイザキャット
母父Storm Cat
通算成績2戦2勝
連対時平均馬体重450kg (最高:450kg) (最低:450kg)
前走時馬体重450kg
POINT全姉アユサンよりもやや背が高い分、この妹のほうがスラッとして見える。姉はマイル以下に良績が集まっていたが、この馬は比較的距離にも融通が利きそうではある。バランスも整っており、ムダの無い造りで走る牝馬のシルエット。連勝した実力は本物だ。トモの筋肉もしっかりとラインが浮き出て、張りは十分。今回は初めての関西遠征となるので、そこをクリア出来れば当然好勝負になる。当日のテンション、馬体重に注意。

マドモアゼル

(牝2、美浦・斎藤誠厩舎)

ブラックタイド
ポールポジション2
母父Pivotal
通算成績3戦2勝
連対時平均馬体重440kg (最高:442kg) (最低:438kg)
前走時馬体重440kg
POINT440キロ台にしては比較的どっしりとして見せる立ち姿。背がやや低いこと、クビの長さも短いので距離はマイルくらいまでが良さそうな印象。トモの筋肉は短距離志向が強く、スピードの原動力だ。若干冬毛が出始めているが、特に体調に問題があるわけではなく、あくまで季節的なものだろう。一気にメンバーは強化されるため、相手関係がカギ。

モルトアレグロ

(牝2、美浦・武井厩舎)

Speightstown
Mo Chuisle
母父Free House
通算成績3戦2勝
連対時平均馬体重469kg (最高:470kg) (最低:468kg)
前走時馬体重470kg
POINT完成度に関しては間違いなくこの馬が一番。胸前の筋肉は盛り上がっており、トモもしっかりとした張りがあって、パワーとスピード、両面から評価できる馬体の造り。気温が低くなり冬毛も伸び始める頃だが、この馬は毛艶もピカピカで状態はまさに絶好調といったところ。マイルは正直ギリギリくらいの距離ではあるが、状態の良さでこなせるはず。上位争いに加われると見ている。

ラッキーライラック

(牝2、栗東・松永幹厩舎)

オルフェーヴル
ライラックスアンドレース
母父Flower Alley
通算成績2戦2勝
重賞勝利 17年アルテミスステークス(G3)
連対時平均馬体重483kg (最高:486kg) (最低:480kg)
前走時馬体重486kg
POINT丸みのあるトモは優れた瞬発力の源。まだ腰高なのもあるが、前脚が短く前傾姿勢になっているので距離はマイルくらいまでかもしれない。立ち気味の蹄、繋ぎで道悪になっても問題なくこなせそうな脚元の造り。成長余地を残しているため全体的に頼りないところはあるものの、父オルフェーヴル自身も2歳時はそこまで見栄えのする馬ではなかったので、気にする必要はないだろう。仕上がりも上々。
今週のイチオシ

ラテュロス

(牝2、栗東・高野厩舎)

ディープインパクト
スウィートハース
母父Touch Gold
通算成績3戦1勝
連対時平均馬体重418kg (最高:418kg) (最低:418kg)
前走時馬体重426kg
POINTバランスの良い立ち姿で素質の高さを感じさせる。皮膚を薄く見せているように馬体の張りも抜群で、完成度は高いほうだ。胴が詰まってトモに向かってキュッと締まっており、こういった体型は瞬発力に秀でた馬に多い体型。決め手勝負で強さを発揮するだろう。毛艶も良く、腹回りも引き締まって1週前にしてほぼ仕上がっている。アルテミスSは3着に敗れたが、巻き返しを期待。

ロックディスタウン

(牝2、美浦・二ノ宮厩舎)

オルフェーヴル
ストレイキャット
母父Storm Cat
通算成績2戦2勝
重賞勝利 17年札幌2歳ステークス(G3)
連対時平均馬体重490kg (最高:490kg) (最低:490kg)
前走時馬体重490kg
POINT現時点で父オルフェーヴルよりも馬体重が多く、牝馬にしてはかなり馬格に恵まれているタイプ。ここまでの成績が示しているように当然、今回のメンバーに入ってもポテンシャルはトップクラスだ。2歳ながら完成度も高く、馬体の張りも素晴らしいモノがある。冬毛もほとんど出ておらず、体調面でも良い状態で送り出せるだろう。順当に勝ち負けに加わってくると見ている。

ベルーガ

(牝2、栗東・中内田厩舎)

キンシャサノキセキ
アドマイヤライト
母父Kris S.
通算成績2戦2勝
重賞勝利 17年ファンタジーS(G3)
連対時平均馬体重479kg (最高:482kg) (最低:476kg)
前走時馬体重476kg
POINT【最終追い切り後に骨折が判明】キンシャサノキセキ産駒らしく筋肉量が多い、マイラー体型。1Fの距離延長も全く問題ないだろう。トモはこの時期の2歳牝馬としてはかなり発達しており、成長の余地を残しつつではあるが、比較的完成度は高いほう。青毛の馬体は黒光りして非常に見栄えがする。毛艶も美しく、良い状態で本番を迎えることができそう。勝ち負けに期待。
競馬ラボに掲載されている記事・写真・映像などの無断複製、転載を禁じます。