【阪神JF】無敗馬決戦を制したのはアルテミスSの覇者ラッキーライラック!

ラッキーライラック

12月10日(日)、5回阪神4日目11Rで第69回阪神ジュベナイルF(G1)(芝1600m)が行なわれ、石橋脩騎手騎乗の2番人気・ラッキーライラック(牝2、栗東・松永幹厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:34.3(良)。

2着には3/4馬身差で3番人気・リリーノーブル(牝2、栗東・藤岡健厩舎)、3着には半馬身差で4番人気・マウレア(牝2、美浦・手塚厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたロックディスタウン(牝2、美浦・二ノ宮厩舎)は9着に敗れた。

ラテュロスが好スタートを決めるが、それを制してラスエモーショネスがハナを主張。ロックディスタウンはやや行きたがる格好で好位に押し上げる。リリーノーブルはロックディスタウンを見る形、ラッキーライラックは控えてちょうど中団のポジションでその内にマウレアが付けた。馬群はやや縦長となり、逃げるラスエモーショネスにコーディエライト、ロックディスタウンが並びかけて直線の攻防へ。
早めに押し上げたロックディスタウンだったが、伸びはひと息。その外から同じ勝負服のリリーノーブル、ラッキーライラックが襲いかかってラスト1Fは2頭の一騎討ち。外から勢いが付いたラッキーライラックがリリーノーブルをねじ伏せるような格好でゴール。3着にはマウレアが入り、無敗馬が上位3着を占めた。

勝ったラッキーライラックは、新種牡馬オルフェーヴル産駒でデビューから無傷の3連勝でG1制覇。これまでの2戦は好位からレースを進めていたが、このレースは中団に構えて末脚を温存。直線でその脚を爆発させて鮮やかな差し切り勝ち。無敗馬5頭の直接対決が注目された一戦を制して2歳牝馬の頂点に立った。
馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「五弁のライラックの花(幸運のシンボル)」。

【石橋脩騎手のコメント】
「すごくうれしいです。新馬の時からレースセンスがいい馬なので、スタートを上手に出してから(プランを)決めていこうと思っていました。位置取りは思ったより後ろになりましたけど、うまく折り合っていましたし、素晴らしい手応えだったので前走より絶対にいい脚を使えると思いました。いつも通りしっかりした反応をしてくれて、よく伸びてくれました。本当にセンスがいいですし、オンとオフもしっかりしていていい子です。ビートブラックで(天皇賞・春を)勝たせてもらってから長かったですけど、もう1度G1を勝ちたいと思って自分なりに努力してきてよかったと思いました」

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  • ラッキーライラック
  • (牝2、栗東・松永幹厩舎)
  • 父:オルフェーヴル
  • 母:ライラックスアンドレース
  • 母父:Flower Alley
  • 通算成績:3戦3勝
  • 重賞勝利:
  • 17年阪神JF(G1)
  • 17年アルテミスS(G3)

ラッキーライラック
ラッキーライラック
ラッキーライラック
ラッキーライラック
ラッキーライラック

女優の川栄李奈さんがプレゼンターを務めた

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