京成杯

日経新春杯

イェッツト

(牡3、美浦・金成厩舎)

カンパニー
イスタンブール
母父キングカメハメハ
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重466kg (最高:466kg) (最低:466kg)
前走時馬体重466kg
POINT正方形でバランスの良いシルエット。トモはまだ成長途上だが、胸前の筋肉は立派に盛り上がっている。前後に詰まった体型をしており、距離延びて良いタイプには見えないが、2000mくらいまでは守備範囲だろう。冬場でも毛艶はピカピカで、背中には銭形も浮いている。体調はかなり良さそうだ。蹄底に厚みがあり、多少の荒れ馬場は苦にしないはず。中山コースでの勝利実績もあり、上位争いに食い込んできても。

コズミックフォース

(牡3、美浦・国枝厩舎)

キングカメハメハ
ミクロコスモス
母父ネオユニヴァース
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重474kg (最高:474kg) (最低:474kg)
前走時馬体重474kg
POINTキングカメハメハ産駒らしく、筋肉量が多いボリューム感のある馬体。飛節の折れているところは母父のネオユニヴァースと造りが似ている。繋ぎが長めで芝の良馬場向き。胴回りは多少立派に見えるが、腹袋の大きいタイプで太め感は無し。成長途上とはいえ、筋肉の張りも上々。スピードの絶対値が高そうな馬で、今後の活躍に期待が懸かる1頭。

コスモイグナーツ

(牡3、美浦・高橋祥厩舎)

エイシンフラッシュ
ナパ
母父スペシャルウィーク
通算成績5戦2勝
連対時平均馬体重457kg (最高:458kg) (最低:456kg)
前走時馬体重462kg
POINT毛色、立ち姿は父のエイシンフラッシュと似通う部分があり、バランスの整ったシルエットを見せてくれている。素軽いシルエットで、スピードを活かした競馬でこそ能力を発揮しそう。飛節の折りが深い曲飛で、テンのダッシュは速い。トモの肉付きはしっかりとしており、完成度は比較的高め。ムダ肉も無くキッチリと仕上げられてきた印象で、脚質的にもコース替わりは歓迎。巻き返しの可能性も十分。

サクステッド

(牡3、美浦・小西厩舎)

タートルボウル
メガクライト
母父アグネスタキオン
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重470kg (最高:470kg) (最低:470kg)
前走時馬体重476kg
POINTタートルボウル産駒で、胴回りがゴロッとして詰まっている体型。一見マイラーの印象を受けるが、前脚の長さがあるので2000mくらいまでなら許容範囲ではないだろうか。筋肉量が多く、スピード能力は高そうだ。この時期にしては毛艶が良く、馬体の張りも申し分ない状態。肋骨が浮いて見えるのでこれ以上減らしたくないところだが、このレースに向けてキッチリ仕上げてきたことがわかる。
今週のイチオシ

ジェネラーレウーノ

(牡3、美浦・矢野英厩舎)

スクリーンヒーロー
シャンハイロック
母父ロックオブジブラルタル
通算成績3戦2勝
連対時平均馬体重497kg (最高:498kg) (最低:496kg)
前走時馬体重498kg
POINTどちらかと言うと長方形に近いシルエットで、フットワークも雄大。距離は延びて良いだろう。背中と腹回りのラインが平行に近く、切れる脚というよりも長く良い脚を使うタイプ。先行するか、外目をノビノビと走るような競馬が理想か。下腿(すね)の部分が太く立派で、後肢が力強い造りをしており、中山の急坂も全く苦にしないパワーを秘めている。馬体の張りも抜群で、能力を出し切れる仕上がり。勝ち負けに期待したい。

ダブルシャープ

(牡3、栗東・渡辺厩舎)

ベーカバド
メジロルーシュバー
母父アグネスタキオン
通算成績4戦1勝
連対時平均馬体重470kg (最高:470kg) (最低:470kg)
前走時馬体重478kg
POINT前走は9着とはいえ2着馬とは0秒5差、転厩初戦ということを考えると悪くない競馬だった。脚元は芝・ダート兼用の造りで、芝なら若干時計の掛かる馬場状態がベスト。冬場の中山は合っているのではないだろうか。G1後のレースでも馬体減りすることなく状態キープしており、調子落ちは感じない。引き続き警戒が必要だろう。

デルタバローズ

(牡3、美浦・堀厩舎)

Into Mischief
Sweet Seventeen
母父Hard Spun
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重488kg (最高:488kg) (最低:488kg)
前走時馬体重488kg
POINT外国産馬らしい骨量豊かな馬で、がっしりとした体型。新馬勝ちを挙げたのは芝だったが、ダートで除外になってスライドしていた経緯があり、素軽さよりも力強さ、パワーで勝負するタイプだ。前走は道悪が向いたという面もあるだろう。筋肉の質が柔軟なタイプではないので、できれば上がりの掛かるような展開のほうが良さそう。2000mの距離は問題ないと見た。

ソールインパクト

(牡6、美浦・戸田厩舎)

ディープインパクト
クリームオンリー
母父Exchange Rate
通算成績32戦4勝
連対時平均馬体重483kg (最高:490kg) (最低:474kg)
前走時馬体重490kg
POINT2歳時に重賞で3着になったこともあるが、ここに来てようやく本格化してきた印象。胴周りがゆったりとした長距離向きの造りをしている。腰高に見えるのは元々の体型であり、斜尻直飛でトモ脚が長いのが特徴だ。蹄の薄い馬が多いディープインパクト産駒にしては蹄底の厚いタイプで、道悪も問題なくこなせそう。芦毛で毛艶は判別しづらいが、馬体の張りは上々、能力は発揮できそうだ。
今週のイチオシ

パフォーマプロミス

(牡6、栗東・藤原英厩舎)

ステイゴールド
アイルビーバウンド
母父タニノギムレット
通算成績11戦5勝
連対時平均馬体重449kg (最高:452kg) (最低:438kg)
前走時馬体重452kg
POINTステイゴールド産駒らしく450キロ前後の小柄な馬体ながら、非常に筋肉量が多く、立ち姿は数字以上に立派に見せている。骨格に対して胴の長さがあり、脚もスラッと長い。2400mの距離も合っているだろう。日陰で毛艶は冴えないが、トモにくっきりとスジが浮いているように馬体の張りは申し分ない状態。ムダ肉も感じさせず、仕上がりは良好。バランスも良く素質も高そう。初の重賞でも格負けはしないはずだ。

ベルーフ

(牡6、栗東・池江寿厩舎)

ハービンジャー
レクレドール
母父サンデーサイレンス
通算成績25戦3勝
重賞勝利 15年京成杯(G3)
連対時平均馬体重478kg (最高:492kg) (最低:470kg)
前走時馬体重480kg
POINT元々腹袋の立派なハービンジャー産駒であるが、今回はそれを差し引いても腹回りにゆとりが感じられる状態。冬毛はそこまで伸びていないが、夏場と比較して馬体の張りにやや物足りなさも感じる。基本的に冬場より、夏のほうが良い体質なのだろう。また、馬体が完成して筋肉量が増えたことで、距離も2000mがベストの印象。それでも年齢による衰えは見受けられないし、筋肉量自体はしっかりとキープしている。

モンドインテロ

(牡6、美浦・手塚厩舎)

ディープインパクト
シルクユニバーサル
母父ブライアンズタイム
通算成績19戦7勝
連対時平均馬体重482kg (最高:492kg) (最低:476kg)
前走時馬体重480kg
POINT胴と脚が長い長距離体型。背中と腹回りのラインが平行で、一瞬の切れというよりも持続する末脚で勝負するタイプ。距離延長は好材料だろう。脚元を見ても馬場状態に左右されにくい形をしており、先週の雨で傷んだ馬場状態もマッチしそうなイメージがある。トモの筋肉はパンと張っていて申し分ない状態。毛艶も抜群であるし、上位争いは必至だろう。

ロードヴァンドール

(牡5、栗東・昆厩舎)

ダイワメジャー
ジャズキャット
母父Storm Cat
通算成績19戦4勝
連対時平均馬体重486kg (最高:504kg) (最低:468kg)
前走時馬体重504kg
POINTダイワメジャー産駒らしいガッチリとした体型で筋肉量が多い。肩のラインも立っていることから、距離延長はあまり良くないタイプ。3歳時以来の2400mがどうか。ただ、昨年から成長は目覚しく、胸前は筋肉がグッと盛り上がり、トモの張りもどんどん良くなっていることから、充実度でこなせる可能性もある。毛艶の良さから代謝に優れていることが見受けられるし、単騎逃げに持ち込めば見せ場以上も。

京成杯

日経新春杯

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