AJCC

東海S

ゴールドアクター

(牡7、美浦・中川厩舎)

スクリーンヒーロー
ヘイロンシン
母父キョウワアリシバ
通算成績21戦9勝
重賞勝利 16年産経賞オールカマー(G2)
16年日経賞(G2)
15年有馬記念(G1)
15年アルゼンチン共和国杯(G2)
連対時平均馬体重483kg (最高:496kg) (最低:462kg)
前走時馬体重488kg
POINT基本的に肉付きが良く腹袋も立派なタイプなので、太く映りがち。冬場の休み明けということを考慮すれば、悪い仕上がりではないだろう。筋肉量が大きく変動したところは感じないが、トモにはしっかりと張りを感じるし、全体のバランスも崩れていない。7ヶ月の休み明けでココが目イチということは考えづらいものの、あと1週あればしっかり走れる状態には仕上がって来るのではないだろうか。

ショウナンバッハ

(牡7、美浦・上原厩舎)

ステイゴールド
シュガーハート
母父サクラバクシンオー
通算成績34戦4勝
連対時平均馬体重431kg (最高:440kg) (最低:418kg)
前走時馬体重444kg
POINT7歳にして初の立ち写真。ステイゴールド産駒らしく460キロ台とそこまで馬格の大きくない馬だが、付くべきところに筋肉が付いており、年齢とレース数を使っている割に消耗度が少ない。近走でも常にメンバー上位の末脚で上がってきているように、状態自体も安定しているのだろう。毛艶も良く、体調は良さそう。AJCCは2年前に3着したレースで、外回りコースなら末脚も活きるだろう。一発に期待している。

ダンビュライト

(牡4、栗東・音無厩舎)

ルーラーシップ
タンザナイト
母父サンデーサイレンス
通算成績10戦2勝
連対時平均馬体重468kg (最高:478kg) (最低:464kg)
前走時馬体重478kg
POINT肉付きが良く、立派に見せる馬が多いルーラーシップ産駒の中でもスマートなタイプ。素軽さがありつつ胴の長さがあって、距離はある程度あったほうが良さそう。とはいえ3000mよりは2000mくらいの方が合っているだろう。2歳時から大きくシルエットが変化したところは無いものの、好バランスを維持している。目一杯に仕上げて来た雰囲気は感じないが、安定した良い状態で上位争いできそう。
今週のイチオシ

ミッキースワロー

(牡4、美浦・菊沢厩舎)

トーセンホマレボシ
マドレボニータ
母父ジャングルポケット
通算成績7戦3勝
重賞勝利 17年朝日セントライト記念(G2)
連対時平均馬体重488kg (最高:494kg) (最低:482kg)
前走時馬体重480kg
POINTバランスの良い立ち姿で、ディープインパクト系らしい斜尻直飛。緩いイメージのあった3歳春と比較すると格段に筋肉量が増えてきており、皮膚を薄く見せているように筋肉の張りも素晴らしい。心肺機能が高いので菊花賞でも6着に踏ん張ったが、シルエットを見る限りやはり中距離でこその造り。冬毛も全く伸びておらず、毛艶もピカピカで代謝の良さが窺える。コース実績もあり、休み明けでもまず崩れないはず。勝ち負けは必至。

レジェンドセラー

(牡4、美浦・木村厩舎)

ルーラーシップ
トップセラー
母父スペシャルウィーク
通算成績12戦4勝
連対時平均馬体重518kg (最高:532kg) (最低:510kg)
前走時馬体重532kg
POINT500キロを超える大型馬。若駒のうちは立派なフレームを持て余していた印象で、肉付きは良くても中身がパンとしていなかったが、成長期を迎えたのか筋肉の張りがどんどん良くなっているのがわかる。胴周りにゆとりがあり脚も長く見せているように距離は長い方が良さそうだが、トモはキンカメの血を受け継いでいるのか正方形でかなりの大きさを誇る。まだ良化の余地は残っているが、伸び代、素質は相当高いのではないだろうか。体調も良さそうで、将来性込みで期待したい1頭。

ブラックバゴ

(牡6、美浦・斎藤誠厩舎)

バゴ
ステイウィズユー
母父ステイゴールド
通算成績19戦4勝
連対時平均馬体重511kg (最高:528kg) (最低:498kg)
前走時馬体重530kg
POINT【最終追い切り後に鼻出血を発症し回避】やや腰高に見えるのは父バゴから遺伝したものか。直飛でトモ脚が長く、ストライドは大きいタイプ。父は腹袋が立派だが、この馬は腹回りがスッキリとしており、スピード決着にも対応できそう。とはいえ本質的にはクビ差しも太く馬力で勝負する馬なので、中山コースは向いているはず。中山金杯から間隔は詰まるが、筋肉の張り、毛艶は抜群で馬体は黒光りして見栄えする。前走はプラス14キロも今回は太め感なし。上位争いに食い込んできそうだ。

クインズサターン

(牡5、栗東・野中厩舎)

パイロ
ケイアイベローナ
母父クロフネ
通算成績14戦5勝
連対時平均馬体重466kg (最高:470kg) (最低:460kg)
前走時馬体重478kg
POINT胴が詰まり気味で、脚の長さも短く正方形のシルエット。背中の長さが無い馬なので、距離は1400~長くても1600mくらいまでが良さそう。1800mの距離は1F長い印象を受ける。腹回りはやや立派に見せるが、これは父パイロと同じく腹袋が大きいためであり、太い印象は受けない。馬体の張りも良く冬毛も伸びていないので、体調面で特に不安は無いだろう。

テイエムジンソク

(牡6、栗東・木原厩舎)

クロフネ
マイディスカバリー
母父フォーティナイナー
通算成績24戦8勝
重賞勝利 17年みやこステークス(G3)
連対時平均馬体重489kg (最高:498kg) (最低:480kg)
前走時馬体重496kg
POINT大型馬らしい緩さを感じる造りだが、トモの膨らみからも筋肉量は多く、さすが現役トップクラスのダート馬と言えるモノ。それでいて重苦しさを感じないシルエットで、好位を良いスピードで立ち回れるのはこの造りによるものだろう。休み明けでも腹回りはスッキリとして仕上がっているし、毛艶も冬場にしては非常に冴えている。いきなり動ける状態で、勝ち負け必至。

ドラゴンバローズ

(牡6、栗東・渡辺厩舎)

キングカメハメハ
ポーリッシュピンク
母父Polish Precedent
通算成績31戦5勝
連対時平均馬体重504kg (最高:514kg) (最低:488kg)
前走時馬体重502kg
POINTバランスの良い好馬体。背中と腹のラインが平行に近く、切れる脚はないが平均的に長く脚を使えるタイプだ。キングカメハメハ産駒らしい筋肉量の多さで、大きなトモは推進力の源だ。シルエットを見る限り、距離は1800m~2000mくらいが合っているだろう。素軽さがあるので、高速馬場も向く。真冬ということを全く感じさせないピカピカの毛艶で、状態は非常に良さそう。前走は後方からの競馬で大敗したが、巻き返しの可能性は高い。

モルトベーネ

(牡6、栗東・松永昌厩舎)

ディープスカイ
ノーブルエターナル
母父アフリート
通算成績28戦7勝
重賞勝利 17年アンタレスステークス(G3)
連対時平均馬体重460kg (最高:476kg) (最低:450kg)
前走時馬体重474kg
POINT相変わらず筋肉量が多く、パワーに秀でた造りでダート馬らしい形。背中、腹回りに緩さを感じるが、これはディープスカイ産駒の特徴であり、芝馬だが同父のクリンチャーも背中から臀部にかけてのラインが似通う造りになっている。昨秋は締まった体つきをしていたが、今回は休み明けということもあり、全体的に立派に見せている。この1週間でどこまで絞れてくるかがカギになりそうだ。
今週のイチオシ

ローズプリンスダム

(牡4、美浦・畠山吉厩舎)

ロージズインメイ
クリスチャンパール
母父シンボリクリスエス
通算成績11戦4勝
重賞勝利 17年レパードステークス(G3)
連対時平均馬体重458kg (最高:464kg) (最低:454kg)
前走時馬体重458kg
POINT3歳時は全体的に華奢な印象があって、ダートを走るには多少頼りない面も残っていたのだが、この短期間で馬が一気に良くなってきた。胸前、トモの筋肉量は勿論のこと、馬体も引き締まって皮膚を薄く見せているように、筋肉の張りが素晴らしい。毛艶も黒光りして光沢があり、冬場でも代謝は落ちていない。体調はかなり良さそうだ。ここ2戦は古馬との差を感じるレースが続いているが、この充実度なら逆転の目まである。穴で期待したい1頭。

AJCC

東海S

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