京都記念

共同通信杯

クイーンC

アルアイン

(牡4、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
ドバイマジェスティ
母父Essence of Dubai
通算成績8戦4勝
重賞勝利 17年皐月賞(G1)
17年毎日杯(G3)
連対時平均馬体重520kg (最高:526kg) (最低:518kg)
前走時馬体重520kg
POINT心肺機能が高い馬なので3000mもこなせそうな印象だったが、ラストで息切れ。迫力あるフレームにしっかりと筋肉が付いており、やはり距離は2000mくらいまでがベストの印象。今回は2200mだが、十分にこなせる範囲と見ている。冬場でも毛艶良く馬体の張りも上々。さすがに菊花賞前ほど仕上がっている状態ではないが、いきなり動ける態勢には整っている。
今週のイチオシ

クリンチャー

(牡4、栗東・宮本厩舎)

ディープスカイ
ザフェイツ
母父ブライアンズタイム
通算成績7戦2勝
連対時平均馬体重478kg (最高:482kg) (最低:476kg)
前走時馬体重482kg
POINT腹袋の大きめなタイプではあるが、今回は休み明けにしては緩さを感じさせないシャープな体つきを見せており、好感を受ける。心肺機能の高さから菊花賞でも2着に入ったように長距離も勿論こなせるが、馬体のシルエット的に本質的な適性は2000~2400mくらいにありそう。冬毛も出ておらず、体調の良さが窺える。好仕上がりでレースを迎えることができそう。良い状態の割にオッズ妙味もありそうで、注目したい。

クロコスミア

(牝5、栗東・西浦厩舎)

ステイゴールド
デヴェロッペ
母父ボストンハーバー
通算成績20戦5勝
重賞勝利 17年府中牝馬S(G2)
連対時平均馬体重414kg (最高:428kg) (最低:402kg)
前走時馬体重428kg
POINT400キロほどの小柄な馬体の持ち主であったが、昨秋には428キロとどんどん馬体重を増やしてきており、ステイゴールド産駒らしい成長力を感じる。前脚が短めで、正姿勢からやや前傾になる立ち姿。エリザベス女王杯は2着だったが、本質的に2200mは気持ち長い印象を受ける。今回は真冬ということもあり冬毛が伸びているが、太め感はなく仕上がりに関しては悪くない状態。相手は揃ったが、見せ場は作れるはず。

ディアドラ

(牝4、栗東・橋田厩舎)

ハービンジャー
ライツェント
母父スペシャルウィーク
通算成績15戦5勝
重賞勝利 17年秋華賞(G1)
17年紫苑ステークス(G3)
連対時平均馬体重472kg (最高:490kg) (最低:452kg)
前走時馬体重492kg
POINT蹄、繋ぎの角度が立っており、連続開催後半で馬場が荒れている今の京都芝コースは合いそうな印象。休み明けとなるが特に太い印象もなく、全体的にスッキリとした仕上がり。いきなり動けそうな雰囲気がある。ただ、トモのボリュームに関していえば、昨秋のほうが状態は良かったように見えた。冬毛も伸びておらず体調面は文句ないが、ここを使って更に上向きそう。

ミッキーロケット

(牡5、栗東・音無厩舎)

キングカメハメハ
マネーキャントバイミーラヴ
母父Pivotal
通算成績19戦4勝
重賞勝利 17年日経新春杯(G2)
連対時平均馬体重476kg (最高:482kg) (最低:468kg)
前走時馬体重486kg
POINT相変わらずキングカメハメハ産駒らしいボリューム感のある馬体を見せてくれている。現状、筋肉量が増えたため、距離が短くなることでプラスに働く可能性もある。キ甲が抜けて骨格は完成の域に差し掛かっており、バランスも良くなってきた印象。毛艶も良く、体調面でも不安はなさそう。近走は勝ち切れない競馬が続いているが、好調時に浮き出ると言われている銭型も確認できる。十分に好勝負できる状態と見て良いだろう。

モズカッチャン

(牝4、栗東・鮫島厩舎)

ハービンジャー
サイトディーラー
母父キングカメハメハ
通算成績9戦4勝
重賞勝利 17年エリザベス女王杯(G1)
17年フローラS(G2)
連対時平均馬体重471kg (最高:476kg) (最低:468kg)
前走時馬体重476kg
POINT骨格自体は牝馬の中でも平均的な部類に入るが、前駆、後躯ともに筋肉量がかなり多い。3歳春まではやや背中が垂れて頼りない印象も受けたが、成長と共にそういった部分は解消されてきており、バランスが良くなってきた。休み明けとなるが太め感もなく毛艶も上々で動ける仕上がり。一線級の牡馬との能力差が掴みづらいものの、状態自体に不安はない。

レイデオロ

(牡4、美浦・藤沢和厩舎)

キングカメハメハ
ラドラーダ
母父シンボリクリスエス
通算成績7戦5勝
重賞勝利 17年日本ダービー(G1)
17年神戸新聞杯(G2)
16年ホープフルステークス(G2)
連対時平均馬体重478kg (最高:484kg) (最低:476kg)
前走時馬体重484kg
POINTキングカメハメハ産駒で筋肉量も多く、ダービー馬らしい立派な立ち姿を披露してくれている。少しずつキ甲が抜けてきて完成に近づいているが、まだ良くなりそうな体つきで今後の成長が実に楽しみな1頭。毛艶も抜群で真冬とは思えないほどの代謝の良さを感じさせるし、体調の良さが伝わってくる。ステップレースということもあって腹回りには若干の余裕もあるが、勿論ここでも好勝負できるはずだ。

カフジバンガード

(牡3、栗東・松元茂厩舎)

ハービンジャー
エミリア
母父サンデーサイレンス
通算成績6戦2勝
連対時平均馬体重477kg (最高:480kg) (最低:474kg)
前走時馬体重470kg
POINTこの時期のハービンジャー産駒にしては比較的筋肉の張りが良く、幼さを感じさせない。馬体全体のバランスが良く、数字以上に迫力ある馬体を披露している。飛節の折りが深めで、どちらかと言えば先行力を生かしたほうが良さそうなタイプ。シルエットを見た限りでは、距離は比較的融通が利きそうな印象を受ける。冬毛も出ておらず、前走マイナス10キロだった馬体減の影響も感じない。好仕上がりでレースを迎えることができそうだ。

グレイル

(牡3、栗東・野中厩舎)

ハーツクライ
プラチナチャリス
母父Rock of Gibraltar
通算成績2戦2勝
重賞勝利 17年京都2歳S(G3)
連対時平均馬体重493kg (最高:494kg) (最低:492kg)
前走時馬体重492kg
POINT非常にバランスの良い好馬体で素質の高さを感じる。まだ腰高でキ甲も抜けきっておらず完成は先になりそうだが、それでも現時点で見栄えする立ち姿を披露している。後ろ脚が長くフットワークも雄大で綺麗なので、東京コースは持ち前の末脚をフルに発揮できる舞台と言えるだろう。肋骨が薄っすらと浮いて見えるようにムダ肉もなく、休み明けも仕上がりに不安なし。勝ち負け必至だろう。
今週のイチオシ

ゴーフォザサミット

(牡3、美浦・藤沢和厩舎)

ハーツクライ
ラグジャリー
母父Storm Cat
通算成績3戦2勝
連対時平均馬体重492kg (最高:492kg) (最低:492kg)
前走時馬体重492kg
POINTバランスの良い立ち姿で相当な能力を秘めていそう。四肢もスラリと伸びて見栄え良く、いかにも末脚が切れそうな素軽い造りをしている。筋肉の付き方を見てもまだまだ成長途上だが、皮膚を薄く見せているように筋肉の張りは現時点でも素晴らしいモノがある。ビロードのように毛艶も光沢があって体調面でも不安は無さそう。実績のあるコースでもあり、死角という死角は見当たらない。勝ってクラシック路線に乗りたい、乗って欲しいと思える1頭。

ステイフーリッシュ

(牡3、栗東・矢作厩舎)

ステイゴールド
カウアイレーン
母父キングカメハメハ
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重450kg (最高:450kg) (最低:450kg)
前走時馬体重450kg
POINTステイゴールド産駒らしいコンパクトにまとまった体つき。前走の馬体FOCUSではシルエットに対して胴、脚が長いので距離はあったほうが良いと判断したが、同様にフットワークも馬格の割に大きいので、中山よりも東京のほうが合っている印象。この馬も完成度が低めだが、G1でも好勝負しているのだから能力は高い。ムダ肉もなくキッチリと仕上がっており、休み明けでも能力を発揮できそうだ。

ソシアルクラブ

(牝3、栗東・池添学厩舎)

キングカメハメハ
ブエナビスタ
母父スペシャルウィーク
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重470kg (最高:470kg) (最低:470kg)
前走時馬体重458kg
POINT全体的にシャープな体つきで、距離はマイルよりも長いところに適性がありそう。脚が長いので広々としたコースが合う。筋肉の付き方がなだらかで見栄えする立ち姿とはいえないが、これは一族の特徴であり個性の一つと考えて良いだろう。シルエットは美しく、今後の成長次第で活躍が期待できそうだ。ここでもマークしておきたい存在。

ツヅミモン

(牝3、栗東・藤岡健厩舎)

ストロングリターン
カタマチボタン
母父ダンスインザダーク
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重540kg (最高:540kg) (最低:540kg)
前走時馬体重540kg
POINT牝馬ながら馬体重540キロと非常に雄大な馬格を誇る。大型馬特有の緩さは若干感じられるものの、スケールの大きさから相当な素質を秘めていると思われる。胴がやや長く見えるが、これは父ストロングリターンも同様で、その父シンボリクリスエスも基本的に胴が長め。父系の血が色濃く出ているものと思われる。肋骨が感じ取れるようにムダ肉の無い仕上がり。雄大なフットワークで東京コースも向いているはずで、能力的にも勝ち負けは必至。

マウレア

(牝3、美浦・手塚厩舎)

ディープインパクト
バイザキャット
母父Storm Cat
通算成績3戦2勝
連対時平均馬体重450kg (最高:450kg) (最低:450kg)
前走時馬体重446kg
POINT全姉アユサンよりも身長があるので距離に融通が利きそう。非常にバランスが整っており、斜尻と理想的な角度の飛節で相当な瞬発力を秘めていそうだ。トモの張りは阪神JFと比較しても大差ない状態で、容量・張りともに十分と言えるだろう。冬毛もそこまで伸ばすことなく体調も問題無さそうで、並んでからしぶとい勝負根性もある。ここでも堅実に上位争いだ。
今週のイチオシ

レッドベルローズ

(牝3、美浦・鹿戸雄厩舎)

ディープインパクト
レッドファンタジア
母父Unbridled’s Song
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重456kg (最高:456kg) (最低:456kg)
前走時馬体重450kg
POINT馬体重が450キロ前後でレースに出走しているが、数字以上に立派に見せる馬体の造りで華奢な印象は受けない。一方ディープインパクト産駒ならではの素軽さもあり、素質は高い。特に胸前の筋肉が立派で、優れたパワーを生み出しそうなイメージ。真冬と季節を感じさせない毛艶の良さで、背中には薄っすらと銭型も浮いているように体調も良さそう。1勝馬でも全く見劣りせず、好走可能と見た。

京都記念

共同通信杯

クイーンC

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